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寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか 森 望(著/文) - 講談社
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寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか (ジュミョウイデンシ ナゼオイルノカ ナニガチョウジュヲミチビクノカ)

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発行:講談社
新書判
272ページ
定価 1,000円+税
ISBN
978-4-06-522912-5   COPY
ISBN 13
9784065229125   COPY
ISBN 10h
4-06-522912-X   COPY
ISBN 10
406522912X   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0245  
0:一般 2:新書 45:生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年2月8日
最終更新日
2021年3月19日
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書評掲載情報

2021-06-06 読売新聞  朝刊
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紹介

1988年、米国・カリフォルニア大学のとある研究室で、体長1ミリの「線虫」の寿命が、たった一つの遺伝子の変異によって大幅に延びた。世界初の寿命遺伝子「エイジ1」発見の瞬間だった。人類の究極の夢「不老長寿」は、遺伝子によってかなえられるのか? 世界の研究機関で「遺伝子ハンター」たちによる熾烈な遺伝子獲得競争が始まった。次々に見つかる寿命遺伝子たちによって明かされる「長寿のメカニズム」と、そこから見えてくる「老化」と「寿命」の驚くべき本質に迫る! 
●「インスリン」を受容する遺伝子が欠損すると、線虫もヒトも長寿になる
●脳の「インスリン受容」を抑えたマウスは「認知症」になりにくく長寿化
●「老化脳」を守護する遺伝子が多く発現すると長寿になる
●ヒトではおよそ70歳のときに遺伝子の発現に逆転現象がみられる
●エネルギーの産生を「ゆっくり」にしたマウスは長寿化した
●たった一つの遺伝子の変異で急速な老化を引き起こす「プロジェリア」
●「赤ワインを飲むと長寿になる」説はどうなったのか
●イースター島の土からとれた薬剤は「夢の長寿薬」となるか
●百寿者の遺伝子はどうなっているのか
●酵母からヒトまでに共通する、寿命をコントロールする基盤がみえてきた



目次

第1章 老化 age-1 ライフヒストリー
第2章 寿命 daf-2 延びゆく命
第3章 遺伝 daf-16 つながるカスケード
第4章 疾患 win  急速に進む老い
第5章 悩脳 igf1r 長寿化を主導する組織
第6章 神経 rest 老化ニューロンの守護神
第7章 時間 clk-1  身体にひそむ暦
第8章 情報 shc ストレスと環境適応
第9章 受容 methuselah 長老の教え
第10章 修飾 sir-2  化粧する遺伝子
第11章 代謝 tor 代謝の目付け役
第12章 進化 見えてきた共通基盤
第13章 百寿  ライフスタシス  

著者プロフィール

森 望  (モリ ノゾム)  (著/文

もり・のぞむ
福岡国際医療福祉大学教授。長崎大学名誉教授。一九五三年長崎県生まれ。東京大学薬学部卒。薬学博士。南カリフォルニア大学老年学研究所助教授、国立長寿医療研究センター部長、長崎大学医学部(第一解剖)教授、長崎大学附属図書館長、日本基礎老化学会理事、日本老年学会理事などを歴任。専門は脳科学、神経老年学。著書に『新老年学』(東京大学出版会)、『現代人の心の支援シリーズ・成人・老年期』(慶應義塾大学出版会)があり(いずれも分担執筆)、編著書に「Aging Mechanisms: Longevity, Metabolism, and Brain Aging」(Springer)、翻訳書に『オランダ絵画にみる解剖学』(東京大学出版会)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。