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〈世界史〉の哲学 近代篇1 〈主体〉の誕生 大澤 真幸(著/文) - 講談社
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〈世界史〉の哲学 近代篇1 〈主体〉の誕生 (セカイシノテツガク キンダイヘン イチ シュタイノタンジョウ)

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発行:講談社
四六変型判
602ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-06-522708-4   COPY
ISBN 13
9784065227084   COPY
ISBN 10h
4-06-522708-9   COPY
ISBN 10
4065227089   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年4月15日
最終更新日
2024年1月15日
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書評掲載情報

2021-12-11 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
2021-07-24 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
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紹介

資本主義の生育の土壌としては、イスラーム教圏や中華文明のほうが遥かに有利であったように見える。しかし実際に、無限の資本蓄積を求める「主体」が生まれ出たのは「長い16世紀」を経た西洋キリスト教圏からだった! 見えない時間を先取りし、終わってはならない経済「ゲーム」が終わることへの恐怖によって動くシステムはいかにして生まれたのか? プロテスタンティズムの倫理の特異性をあらためて腑分けし、近代が生み出した新たな「人間」存在の本質を解明する。

目次


まえがき
第1章 失敗した贋金作り
第2章 カトリックの政治革命/プロテスタントの精神革命
第3章 貨幣論への迂回
第4章 貨幣の抽象化作用
第5章 資本主義の猥褻な精神
第6章 黙示録的ゲーム
第7章 〈金銀/紙幣〉としての貨幣
第8章 商品の救済/人間の救済
第9章 召命と階級
第10章 終わりなき終わり
第11章 予定説の効果
第12章 予定説がとり残したもの
第13章 〈増殖する知〉のふしぎ
第14章 銀行というなぞ
第15章 二つのスペキュレーション
第16章 剰余権力
第17章 〈主体〉の産出
第18章 最初の小説
第19章 小説の不安
第20章 神に見捨てられた世界の叙事詩......なのか?
第21章 虚構性の勃興
第22章 役に立たない辞典
第23章 小説的衝動の帰趨
あとがき

著者プロフィール

大澤 真幸  (オオサワ マサチ)  (著/文

大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』主宰。2007年『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞をそれぞれ受賞。ほかの著書に『不可能性の時代』『〈自由〉の条件』『社会は絶えず夢を見ている』『夢よりも深い覚醒へ』『可能なる革命』『日本史のなぞ』など多数。共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』『げんきな日本論』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。