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出版者情報
土葬の村
発行:講談社
新書判
320ページ
定価
1,000円+税
- 書店発売日
- 2021年2月17日
- 登録日
- 2021年1月19日
- 最終更新日
- 2021年2月15日
書評掲載情報
2021-04-03 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 澤宮優(ノンフィクション作家) |
2021-04-03 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 井上章一(国際日本文化研究センター所長) |
2021-03-27 |
朝日新聞
朝刊 評者: 武田砂鉄(ライター) |
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紹介
これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。
村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか?
日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。
入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は99.9%を超える。
土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか?
筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を30年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。
それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。
剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。
日本人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、詳らかにする。
【本書の内容】
はじめに
第一章 今も残る土葬の村
第二章 野焼き火葬の村の証言
第三章 風葬 聖なる放置屍体
第四章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。