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出版者情報
大江戸火龍改
発行:講談社
四六判
290ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2020年7月8日
- 登録日
- 2020年5月25日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2020-09-19 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 玉川太福(浪曲師) |
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紹介
禍々しきは、吾の出番。――妖退治屋をなりわいとする麗しき謎の男、遊斎の事件簿。
江戸時代、凶悪犯を取り締まる火附盗賊改の裏組織が存在した。
専ら人外のものを狩り鎮めるその名は、火龍改。
満開の桜の下で茶会を催していた一行から悲鳴が上がった。見れば大店のお女将の髪が逆立って、身体ごと持ち上がっていき、すっかり桜の花に隠れてしまった。見上げる者たちの顔に点々と血が振りかかり、ぞぶ、ぞぶ、ごり、という音のあと、どさり、と毛氈の上に女の首が落ちてきた――。遊斎は、飴売りの土平、平賀源内らとともに、この怪奇な事件の謎を追う(長編「桜怪談」)。短篇「遊斎の語」「手鬼眼童」「首無し幽霊」も併録。
スカイエマの、クールで色っぽい遊斎や不思議な生き物たちのイラストが誌面を飾る。クラフト・エヴィング商會の瀟洒な装丁で、現代版の絵双紙本が誕生。
目次
火龍改の語(こと)
遊斎の語
手鬼眼童
首無し幽霊
桜怪談
上記内容は本書刊行時のものです。