..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
瓦礫の死角
発行:講談社
四六判
194ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2019年12月11日
- 登録日
- 2019年11月8日
- 最終更新日
- 2020年3月3日
書評掲載情報
2022-03-12 |
朝日新聞
朝刊 評者: 真梨幸子(作家) |
MORE | |
LESS |
紹介
比類なき
“私小説(賢太文学)”
犯罪
加害者家族の
背負う
罪なき罰
父の性犯罪により解体した“家族”
その記憶の瓦礫の下から、影が動く。
七年の月日を経て、服役を終えようとする
「あの人」の影が――
怪作「崩折れるにはまだ早い」 併録
その逮捕を機に瓦解した家族。
刑期を終えようとする父。
出所後の夫の復讐に怯える母。
家出し、消息不明となった姉。
十七歳、無職の北町貫多は、如何なる行動に出るのか――
犯罪加害者家族の十字架を描く表題作と、
その表裏をなすも“不”連作である「病院裏に埋める」の両篇に加え、
快作「四冊目の『根津権現裏』」に、
怪作「崩折れるにはまだ早い」(「乃東枯」改題)の四篇を収録。
比類なき文学。
上記内容は本書刊行時のものです。