版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
日本野球をつくった男――石本秀一伝 西本 恵(著/文) - 講談社
..
詳細画像 0

日本野球をつくった男――石本秀一伝

発行:講談社
四六判
586ページ
定価 2,300円+税
ISBN
9784065138991
Cコード
C0023
一般 単行本 伝記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年10月11日
最終更新日
2018年11月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2019-02-10 読売新聞  朝刊
評者: 鈴木洋仁(東洋大学研究助手、社会学者)

紹介

石本秀一(1897-1982)は、広島カープの初代監督として知られる。カープ草創期は、資金難で球団解散の危機に瀕したが、独特の後援会組織の結成など、資金集めに奔走して球団存続に尽力した。その知恵と行動力で有名だが、それだけではない。
大正から昭和初期には、高校野球の監督として、広島商業を四度、全国制覇に導き、またプロ野球に転じては、大阪タイガース監督に就任して、二期連続優勝を果たしタイガース黄金時代を築いた。また、広島カープ監督退任後も、西鉄ライオンズのピッチングコーチに就任して後の大エース・稲尾和久を発掘するなど手腕を発揮。また中日ではヘッドコーチとして、20勝投手を育成するなど、選手を育て続けた。
大正4年に第一回全国中等学校優勝野球大会(今の甲子園)が始まったとき、石本は広島商業のエースとして参加している。以来、昭和41年にカープにヘッドコーチとして復帰するまで、その生涯は、広島カープの礎を築いただけではなく、まさに、日本野球の礎を築き、その歴史を生き抜いた人生だったと言えよう。
広島初代監督時代の、球団存続に奔走する姿ばかりがクローズアップされるが、独自の投球理論、打撃理論で、日本野球に果たした貢献度は非常に大きいものがある。本書は、関係者に綿密な取材をくりかえし、「野球の鬼」ともいわれた石本の人生と、日本野球の歴史を浮き彫りにする力作ノンフィクションである。





目次

戦争と中等野球
広島商業の黄金時代を築く
大阪タイガースの監督に就任
戦争に向かう日本――国民リーグ誕生
故郷広島にカープ誕生
カープつぶしに屈することなく
カープを追いやられる
三原脩からの招聘――球界初のピッチングコーチ
中日のヘッドコーチに――野球技術者として
ふたたびカープに

著者プロフィール

西本 恵  (ニシモト メグム)  (著/文


1968年、山口県玖珂郡周東町(現・岩国市)生まれ。小5で「江夏の21球」に魅せられ、野球に興味を抱く。広島修道大学卒業後、大手食品メーカーや大手住宅メーカー勤務。脱サラ後、地域コミュニティー誌編集に携わり、地元経済誌編集社で編集デスクを経験。35歳で独立。雑誌、書籍などでカープ関連の記事を執筆。著書『広島カープ昔話・裏話』(2008年・トーク出版刊)は『広島カープ物語』(トーク出版刊)として漫画化される。二宮清純氏HPの「カープ・アイ」にレギュラー執筆。NHKシリーズ被爆70年ドラマ「鯉昇れ、焦土の空へ」(2014)取材協力、資料提供。RCC中国放送開局65周年記念ラジオ番組「カープ伝説」(2017)ではナレーション原稿担当。劇場版「鯉のはなシアター」(2018)の脚本アドバイスを行うなどカープ史企画が多数。

上記内容は本書刊行時のものです。