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出版者情報
徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか
発行:講談社
新書判
320ページ
定価
880円+税
- 書店発売日
- 2018年8月22日
- 登録日
- 2018年7月9日
- 最終更新日
- 2024年2月9日
書評掲載情報
2018-11-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 渡邊大門(歴史学者) |
2018-10-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
2018-09-22 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
今も昔もお金の貸し借りには、かたちは違うとはいえ一定の秩序が存在していた。だがその一方で600年前の中世社会と現代社会の金融とでは、決定的な違いが存在していたこともまた確かである。その最たるものが徳政である。貸していたお金がなくなるなど、今では詐欺行為と同等かそれ以上の悪辣きわまりない行為だと考える人がほとんどだろう。だが中世社会ではそれが徳政という美々しい名のもとで行われていた。(はじめにより)
目次
中世とは何か 債務破棄が徳政と呼ばれた時代
正長元年の徳政一揆、室町幕府を飲み込む
法と法とのシーソー・ゲーム
室町の格差社会
過剰負担社会の誕生
「大法」に飲み込まれる人びと
接触する法と社会
「裁定者」の登場
分断される一揆
徳政に侵食される社会
貸借・土地売買と徳政
シーソー・ゲームの終わり
上記内容は本書刊行時のものです。