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出版者情報
白い遠景
発行:講談社
文庫判
400ページ
定価
760円+税
- 書店発売日
- 2015年3月13日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2021年6月2日
紹介
終戦を境にして戦時中から著しく変化した人間の不可解さを見きわめることを出発点とした吉村文学。現地に足を運び、戦争の生存者の声に耳を傾けた記録。また、大切な古本を庭に埋めて空襲から守った思い出や、文学とはなにかを学んだ「暗夜行路」の舞台を巡る旅など、作家の原点を浮彫りにした初期随筆集。
終戦前の数ヵ月間は、太陽も、空も、道も、焼跡もすべて白っぽかった――。
吉村文学の原点である戦争、そして文学をめぐる真率なる言葉の瑞々しさ
作家・吉村昭の精髄
あとがきを書きながら、早くこの随筆集を手にしたい気持ちがしている。随筆集は、書く者の自画像に似たものだが、自ら描いた自分の顔をあらためてながめまわしてみたいからだ。――「あとがき」より
終戦を境にして戦時中から著しく変化した人間の不可解さを見きわめることを出発点とした吉村文学。現地に足を運び、戦争の生存者の声に耳を傾けた記録。また、大切な古本を庭に埋めて空襲から守った思い出や、文学とはなにかを学んだ「暗夜行路」の舞台を巡る旅など、作家の原点を浮彫りにした初期随筆集。
目次
戦争と〈私〉
取材ノートから
社会と〈私〉
小説と〈私〉
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。