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西南役伝説 石牟礼 道子(著/文) - 講談社
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講談社文芸文庫

西南役伝説

発行:講談社
文庫判
定価 1,800円+税
ISBN
9784062903714
Cコード
C0195
一般 文庫 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年1月24日
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書評掲載情報

2018-06-10 東京新聞/中日新聞  朝刊
2018-04-15 産經新聞  朝刊
評者: 赤坂憲雄(学習院大学教授)
2018-04-14 日本経済新聞  朝刊
2018-03-04 朝日新聞  朝刊
評者: 伊藤比呂美(詩人)

紹介

「侍共は死なんでもよか時も、しゃしこばって死ぬもんじゃが、百姓は危か所にゃ決してゆかんで。保つるもん――」
名もなき庶民が語る、記憶としての西郷戦争

〈内容紹介〉
御一新から十年、下野した西郷隆盛のもとに集結した士族たちが決起した西南戦争。その戦場となった九州の中南部で当時の噂や風説を知る古老たちの生の声に耳を傾け、支配権力の伝える歴史からは見えてこない庶民のしたたかな眼差しと文化を浮き彫りにする。百年というスケールでこの国の「根」の在処を探った、名作『苦海浄土』につらなる石牟礼文学の代表作。

「想うてさえおれば、孫子の代へ代へきっと成る」
体制の思想を丸ごと抱えこみ、厚く大きな鉄鍋を野天にかけ、ゆっくり煮溶し続けている文盲の、下層農民達の思想がある。そこに宿って繋り拡がる史劇の原野がある。一たび疎外の極にとじこめられた者が、次々に縄抜けの業を秘得していくように、状況に対する何食わぬ身構えと、ひそかな優越が、歴史に対する生得的な体験としての弁証法を創り出す。
「本文」より

上記内容は本書刊行時のものです。