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真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 中野 剛志(著/文) - 講談社
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真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (シンセツキギョウロン ビジネススクールガオシエナイケイエイガク)

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発行:講談社
新書判
256ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-06-288425-9   COPY
ISBN 13
9784062884259   COPY
ISBN 10h
4-06-288425-9   COPY
ISBN 10
4062884259   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0233  
0:一般 2:新書 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年4月13日
最終更新日
2024年2月9日
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紹介

日本経済はなぜ長期停滞しているのか。起業の活力もイノベーションの条件も不足しているからなのか。通説を覆し本当の可能性を探る。


ベンチャー企業とイノベーションについて本書で言及する5つの論点。
・アメリカはベンチャー企業の天国ではない。アメリカの開業率はこの30年間で半減している。
・アメリカのハイテク・ベンチャー企業を育てたのは、もっぱら政府の強力な軍事産業育成政策である。
・イノベーションは、共同体的な組織や長期的に持続する人間関係から生まれる。
・アメリカは新自由主義的改革による金融化・グローバル化が進んだ結果、生産性は鈍化し、画期的なイノベーションが起きなくなっている。
・日本はアメリカを模範とした「コーポレート・ガバナンス改革」を続けた結果、長期の停滞に陥っている。
これらの実態を知ったうえで、企業が目指すべき方向とは?

目次

第一章 日本でベンチャー企業を増やすには
あるコンサルタントの提言/アメリカの国家戦略?/自分の頭で考える/ベンチャー企業を増やしたいのか、イノベーションを促進したいのか/なぜ、シリコンバレーだけなのか/なぜ、外国人の起業を優遇すべきなのか/なぜ、「英語実戦力の抜本的強化」「(企業の)英語公用語化」が必要なのか
第二章 起業大国アメリカの真実
アメリカにおける開業率の低下/大停滞に陥っていたアメリカ/起業という幻想/生産性が低いベンチャー企業/アメリカのベンチャー企業振興策/ベンチャー・キャピタルが生まれた背景/ITも軍事政策の産物
第三章 ベンチャーキャピタルの目利き術
ベンチャー・キャピタルの投資判断/世界一シビアなベンチャー・キャピタル/リスクをとるということ/リスク計算の罠/ベンチャー・キャピタルの判断基準/人を見るということ
第四章 最強の起業家は誰か
大企業からイノベーションが生まれない理由/大企業におけるイノベーションの理由/硬直した組織がイノベーションを起こす/起業家国家
第五章 オープン・イノベーションの本質
あらゆるイノべーションがオープン・イノベーション?/クローズドな日本企業?/イノベーションが消える/オープン・イノベーションの問題点/クローズド・オープン・イノベーション/イノベーションの源泉/長期雇用/個と共同体
第六章 なぜイノベーティブな企業のほうが負けるのか
長期の競争vs短期の競争/IBM復活のからくり/「人工知能の父」の嘆き/国の成長力が弱まる/クリステンセンの嘆き/新自由主義と金融化/金融化がイノベーションを阻害する/金融化の産物としてのベンチャー・キャピタル
第七章 なぜ日本経済は、いつまでも停滞から抜け出せないのか
マイケル・ポーターの心配/短期主義をもたらした構造改革/洗脳された官僚の影響/ROE包囲網/敗戦工作の歴史/アメリカではの守/平成不況の真の原因/根の深い問題

上記内容は本書刊行時のものです。