..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
アサッテの人
発行:講談社
文庫判
192ページ
定価
580円+税
- 初版年月日
- 2010年7月
- 書店発売日
- 2010年7月15日
- 登録日
- 2015年12月20日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2017-12-24 |
産經新聞
朝刊 評者: 富岡幸一郎(鎌倉文学館館長) |
MORE | |
LESS |
紹介
第137回芥川賞 第50回群像新人文学賞 W受賞!
選考委員各氏激賞!
村上龍氏以来、30年ぶりの快挙! 驚異の新人出現!
吃音(きつおん)による疎外感から凡庸な言葉への嫌悪をつのらせ、孤独な風狂の末に行方をくらました若き叔父。彼にとって真に生きるとは「アサッテ」を生きることだった。世の通念から身をかわし続けた叔父の「哲学的奇行」の謎を解き明かすため、「私」は小説の筆を執るが……。
1度読んで楽しむだけでなく、繰り返しめくれば、あちこちに新しい発見がある(中略)個々のエピソードが光っていて、音に身を寄せた精密な言葉送りに頭の中がからからと明るくなった。――多和田葉子氏
日常の文脈を脱臼させる奇声をあげずにいられない「叔父」の、喜劇的にして悲劇的な生の感触が、そこには鮮烈に描出されている。――松浦寿輝氏
――<群像新人文学賞選評より>
上記内容は本書刊行時のものです。