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なぜ世界は存在しないのか マルクス・ガブリエル(著/文) - 講談社
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なぜ世界は存在しないのか (ナゼセカイハソンザイシナイノカ)

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発行:講談社
四六判
344ページ
定価 1,850円+税
ISBN
978-4-06-258670-2   COPY
ISBN 13
9784062586702   COPY
ISBN 10h
4-06-258670-3   COPY
ISBN 10
4062586703   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0310  
0:一般 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年11月22日
最終更新日
2024年11月19日
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書評掲載情報

2024-06-01 日本経済新聞  朝刊
2019-12-15 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
2019-10-13 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
2019-09-08 東京新聞/中日新聞  朝刊
2019-03-16 朝日新聞  朝刊
評者: 福尾匠(批評家)
2018-12-23 読売新聞  朝刊
2018-04-28 朝日新聞  朝刊
2018-04-22 毎日新聞  朝刊
評者: 斎藤環(精神科医、筑波大学教授)
2018-02-25 読売新聞  朝刊
評者: 伊藤亜紗(東京工業大学准教授、美学者)
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紹介

千葉雅也氏、推薦!!

今、世界中で注目される哲学者マルクス・ガブリエル。その名を一躍有名にしたベストセラー、待望の邦訳!

20世紀後半に一世を風靡した「ポストモダン」と呼ばれる潮流以降、思想界には多くの人の注目を浴びるような動きは長らく不在だったと言わざるをえません。
そんな中、21世紀の哲学として俄然注目されているのが、新たな実在論の潮流です。中でもカンタン・メイヤスーは「思弁的実在論」を主張し、思想界をリードする存在になっています。それは「人間が不在であっても実在する世界」という問いを投げかけ、多くの議論を巻き起こしましたが、その背景にはグローバル化が進んで国家や個人の意味が失われつつある一方で、人工知能の劇的な発展を受けて「人間」の意味そのものが問われつつある状況があるでしょう。
こうした新たな問いを多くの人に知らしめたのが、本書にほかなりません。「新しい実在論」を説く著者ガブリエルは1980年生まれ。2009年に史上最年少でボン大学教授に就任したことも話題になりましたが、2013年に発表された本書がベストセラーになったことで、一躍、世界的スターになりました。
本書のタイトルにもなっている「なぜ世界は存在しないのか」という挑発的な問いを前にしたとき、何を思うでしょうか。世界が存在するのは当たり前? でも、そのとき言われる「世界」とは何を指しているのでしょう? 「構築主義」を標的に据えて展開される本書は、日常的な出来事、テレビ番組や映画の話など、豊富な具体例をまじえながら、一般の人に向けて書かれたものです。先行きが不安な現在だからこそ、少し足を止めて「世界」について考えてみることには、とても大きな意味があることでしょう。
「です、ます」調の親しみやすい日本語になった今注目の書を、ぜひ手にしてみてください!

【目次】
哲学を新たに考える
I これはそもそも何なのか、この世界とは?
II 存在するとはどのようなことか
III なぜ世界は存在しないのか
IV 自然科学の世界像
V 宗教の意味
VI 芸術の意味
VII エンドロール──テレビジョン

訳者あとがき

原註
用語集
作品名索引
人名索引

目次

哲学を新たに考える
I これはそもそも何なのか、この世界とは?
II 存在するとはどのようなことか
III なぜ世界は存在しないのか
IV 自然科学の世界像
V 宗教の意味
VI 芸術の意味
VII エンドロール──テレビジョン
訳者あとがき
原註
用語集
作品名索引
人名索引

著者プロフィール

マルクス・ガブリエル  (マルクス ガブリエル)  (著/文

1980年生まれ。哲学者。現在、ボン大学教授。後期シェリング研究をはじめ、古代哲学における懐疑主義からヴィトゲンシュタイン、ハイデガーに至る西洋哲学全般について、一般書も含めて多くの著作を執筆。「新しい実在論」を提唱して世界的に注目されている。主な著書は、本書のほか、An den Grenzen der Erkenntnistheorie (Karl Alber, 2008), Skeptizismus und Idealismus in der Antike (Suhrkamp, 2009), Die Erkenntnis der Welt (Karl Alber, 2012), Fields of Sense (Edinburgh University Press, 2015) など。スラヴォイ・ジジェクとの共著に、Mythology, Madness, and Laughter (Continuum, 2009)(日本語訳『神話・狂気・哄笑』、堀之内出版、2015年)がある。

清水 一浩  (シミズ カズヒロ)  (翻訳

1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得退学。主な訳書に、アレクサンダー・ガルシア・デュットマン『友愛と敵対』(共訳、月曜社、2002年)、ヤーコプ・タウベス『パウロの政治神学』(共訳、岩波書店、2010年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。