..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
選書日本中世史 2 自由にしてケシカラン人々の世紀
発行:講談社
四六判
226ページ
定価
1,500円+税
- 初版年月日
- 2010年6月
- 書店発売日
- 2010年6月11日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2010-09-12 |
読売新聞
評者: 片山杜秀(音楽評論家・日本思想史研究者) |
MORE | |
LESS |
紹介
選書日本中世史 第2弾!
可能態としての中世社会
この社会を変えることの困難さ、いまこの社会を生きることの困難さは、「公」が曖昧な形で「私」を包摂しているという、日本社会の<公共性>の構造に由来している。しかし、南北朝と戦国という中世における2つの「変革期」、それはたしかに、社会が変わる可能性をもっていた時代であった。その「変革可能性」が隆起しては陥没していったさまを、深く鋭い歴史学の視線と、きわめて平易で軽妙な語り口とで、あざやかに、そして熱く論じる!
目次
序章 江湖散人の眼――可能態としての中世
第1部 「ケシカラン」世紀の可能性
第2部 戦国時代は人々を自由にしたか
終章 江湖放浪を決意すること――そのさきの近世
上記内容は本書刊行時のものです。