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出版者情報
襲来 上
発行:講談社
四六変型判
354ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2018年8月1日
- 登録日
- 2018年7月12日
- 最終更新日
- 2018年8月8日
紹介
安房国で漁師をしていた見助は、京に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府が法華経を用いなければ、国内の災害が続き他国からの侵略を受けると主張した。日蓮の目となり耳となるために、見助は九州の対馬に一人で赴くことに……。
安房国の港町・片海で漁師をしていた見助は、京の寺々に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉の松葉谷に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府がこのまま邪宗を放置し法華経を用いなければ、国内の災害が続き他国からの侵略を受けると主張した。そして見助は日蓮の予言に伴い、九州の対馬に一人で赴くことになる。日蓮の目となり耳となるために。鎌倉から京の都までは陸路、京から博多さらに壱岐・対馬までは海路だ。遥か遠国の地への、見助の苦難の旅が始まった。
上記内容は本書刊行時のものです。