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夜更けの川に落葉は流れて 西村 賢太(著/文) - 講談社
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夜更けの川に落葉は流れて (ヨフケノカワニオチバハナガレテ)

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発行:講談社
四六判
186ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-06-220893-2   COPY
ISBN 13
9784062208932   COPY
ISBN 10h
4-06-220893-8   COPY
ISBN 10
4062208938   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年11月22日
最終更新日
2024年1月24日
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書評掲載情報

2018-02-11 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 葉名尻竜一(立正大学准教授)
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紹介

稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。憬れだった築地市場での仕事をたった一日で失うことになった若き日の北町貫多を描く「寿司乞食」。すべてに無気力で受動的だった貫多を、やや向日的な世界へ引き戻したのは梁木野佳穂という女性だった――「夜更けの川に落葉は流れて」。後ろ髪を引かれる思いでいた“あの店”。貫多と店主の20数年にも及ぶ蟠りがある深夜に最高潮を迎える「青痰麺」。表題作含む三篇収録。


稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。

15歳で家を出て自給自足の生活を始めた北町貫多。憬れだった築地市場での仕事を得るも、たった一日でそれを失うことになった顛末を描く「寿司乞食」。

齢23、24。すべてに無気力で受動的だった貫多を、やや向日的な世界へ引き戻したのは、梁木野佳穂という女性だった――表題作「夜更けの川に落葉は流れて」。

長いこと後ろ髪を引かれる思いでいた“あの店”。貫多と店主の20数年にも及ぶ蟠りは、ある深夜不穏な最高潮を迎える――「青痰麺」。

これまで仔細には書かれなかった20代前半の北町貫多を、哀切でいて軽妙、諧謔味と暴力性を併せ持った筆致で鮮やかに描いた、著者の原点を炙り出す傑作作品集。

目次

寿司乞食
夜更けの川に落葉は流れて
青痰麺

著者プロフィール

西村 賢太  (ニシムラ ケンタ)  (著/文

1967(昭和42)年7月12日、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年、『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞を、2011年、「苦役列車」で第144回芥川龍之介賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集一私小説書きの弁』『人もいない春』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』『棺に跨がる』『歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自薦短篇集』『一私小説書きの日乗 憤怒の章』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集 一私小説書きの独語』『*(やまいだれ)の歌』『下手に居丈高』『一私小説書きの日乗 野性の章』『無銭横町』『小説にすがりつきたい夜もある』『痴者の食卓』『東京者がたり』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『一私小説書きの日乗 不屈の章』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。