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「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 牧村 康正(著) - 講談社
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「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 (ウチュウセンカンヤマトヲツクッタオトコニシザキヨシノブノキョウキ)

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発行:講談社
四六判
354ページ
定価 1,500 円+税   1,650 円(税込)
ISBN
978-4-06-219674-1   COPY
ISBN 13
9784062196741   COPY
ISBN 10h
4-06-219674-3   COPY
ISBN 10
4062196743   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年9月15日
最終更新日
2023年12月19日
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書評掲載情報

2016-05-20 週刊読書人
2015-12-06 朝日新聞  
評者: 荻上チキ
2015-12-06 朝日新聞
評者: 荻上チキ(「シノドス」編集長、評論家)
2015-11-01 新潮45  
評者: 鈴木裕也
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紹介

日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション


「ヤマトがあったから僕はアニメを見続けることができた」――庵野秀明(監督・プロデューサー、2008年・西崎義展との対談より)

日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション

「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展が、遊泳のため訪れていた小笠原・父島で船上から海へ転落。午後二時五八分、死亡が確認された―。
 平成二二(二〇一〇)年一一月七日、その夜半にもたらされた一報に首をかしげる関係者は少なくなかった。
「もしや西崎は消されたのではないか。あの男はそれだけの恨みを買っている」
 またたく間に、本気ともブラックジョークともつかぬ他殺説が世間に流布されていった。(「序章」より)

目次

序章◎いつ消されてもおかしくない男
第一章◎アニメ村の一匹狼
図々しい奴/神様・手塚治虫の苦境/虫プロ再建のキーマン/「鉄腕アトム」が残したもの/カレンダービジネスの相棒/神様が激怒した理由/アニメプロデューサー・デビュー/気風の良さと抜け目のなさ/軍資金の蓄え方
第二章◎芝居とジャズと歌謡ショー
「親父が大嫌い」/軌道定まらず/ショービジネスに馴染む/創価学会と第一期オフィス・アカデミー/命がけの舞台公演/ヨーロッパ逃亡
第三章◎ヤマトは一日にして成らず
戦艦大和、宇宙へ/テレビ局攻防戦/常識破りの製作指揮/「たっぷり引きで見せろ」/苦戦の処女航海/角川春樹登場
第四章◎栄光は我にあり
賽は投げられた/ファンクラブが湧き出てきた/8・6歓喜の公開/「さらば宇宙戦艦ヤマト」で東映動画へ/バンダイの救世主/白熱の製作現場/「特攻」は最初に決めていた/歴史的ヒットの果実/広がりゆく波紋
第五章◎勝利者のジレンマ
生きるべきか死ぬべきか/長者番付と脱税/「ガンダム」の影/「宇宙空母ブルーノア」/「永遠に」とシーホース事件/ウエスト・ケープ・コーポレーション/背水の陣で臨んだ「完結編」/「オーディーン」の誤算
第六章◎砂上のビッグ・カンパニー
JAVN設立/カンヌの王様/銀座豪遊伝説/経営者の素顔/プライベート秘書/欲望の巣窟/愛人とアダルト商法/無駄遣いの才能
第七章◎破滅へのカウントダウン
七七億円の負債/海外資産と愛人・和子/JAVN倒産/権利トラブル/不意打ちの破産宣告
第八章◎獄中戦記
覚せい剤所持事件/海賊と銃火器/尖閣上陸の不手際/松本零士が提訴/ホームページと嘆願書/著作権裁判の背景/「復活篇」への道筋/刑務所暮らし
第九章◎復活する魂
戦闘準備/「復活篇」製作始動/「SPACE BATTLESHIPヤマト」/父・義展、息子・彰司/甦るヒーロー/小笠原に死す/ラスト・ステージ
終章◎さらば、ニシザキ

著者プロフィール

牧村 康正  (マキムラ ヤスマサ)  (

1953年、東京都生まれ。立教大学法学部卒業。竹書房入社後、漫画誌、実話誌、書籍編集、映像制作などを担当。映像作品では立川談志の初の落語映像作品を制作。また実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材した。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリスト。

山田 哲久  (ヤマダ テツヒサ)  (

1949年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。1972年、東映生田スタジオに助監督として入社。1977年、オフィス・アカデミーに移り、西崎義展のアシスタントプロデューサーをつとめる。その後、サンライズを経て、1995年に独立しアストロビジョン設立、同社代表取締役。

上記内容は本書刊行時のものです。