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抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心 青木 理(著/文) - 講談社
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抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心 (テイコウノキョテンカラ アサヒシンブンイアンフホウドウノカクシン)

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発行:講談社
四六判
258ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-06-219343-6   COPY
ISBN 13
9784062193436   COPY
ISBN 10h
4-06-219343-4   COPY
ISBN 10
4062193434   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

■朝日バッシング=歴史修正主義と全面対決する。

緊急出版! 
慰安婦報道の「戦犯」と呼ばれた植村隆、市川速水、若宮啓文、本多勝一ら朝日関係者に徹底取材。報道の現場から問題の全真相をルポルタージュし、バッシングの背後にうごめく歴史修正主義をえぐり出す。
闘うジャーナリストが、右派の跳梁に抗する画期的な一冊!

■異様な「朝日バッシング」当事者たちの赤裸々な証言!

「反動の時代。ひとことでいえば、そういうことだろうね」――本多勝一(元・編集委員)
「僕はやっぱり虐げられた側というか、人権を侵害されている人たちの側から発信したいというのがあった」――植村隆(「従軍慰安婦」報道の火付け役と言われた元・記者)
「朝日が膝を屈したと僕は考えていない。魂を売ってしまったとかいうことでは決してない」――若宮啓文(元・主筆)
「最初は自分が左翼かと思って戦後補償問題をやりはじめたんだけど、やってみたら右翼だと思いました。日本がアジアのリーダーとして、立派な国であってほしいと思った」――市川速水(前・東京本社報道局長)
「だから朝日が変わるということは、戦前の歴史を考えると、とても大きな意味を持つ可能性がある」外岡秀俊(元・東京本社編集局長)

目次

■第1章 朝日バッシングに異議あり!
 ・朝日問題はなぜ「歴史的な事件」なのか
 ・朝日バッシングの背景と本質
■第2章 歴史を破壊する者たちへ
 黒々とした歴史修正主義の蠢き/ 総転向状態に陥ったメディア
 やわな「良識」を超えて/ 『週刊現代』の「逆張り」
 脅迫に屈する大学、抗う大学/ 普通が特異になる異常な状態
 深代惇郎と『天人』/ 巨大誤報に頬被りするメディア
 朝日新体制はジャーナリズムの使命を果たせるか
■第3章 全真相 朝日新聞「慰安婦報道」
 【1】「売国奴」と呼ばれた記者の現在
 叩かれた者たちの声に耳を傾ける/植村隆氏との7時間の対話/なぜ慰安婦報道に関わることになったのか/元慰安婦を探して韓国へ/スクープという意識はまったくなかった/当時、慰安婦問題とどう向き合ったか/植村批判のすべてに答える/なぜキーセン学校の件に触れなかったのか/義母の存在は記事に影響したのか/差別を受けた人への共感が原点/「右翼が街宣車で行くぞ」/「人間のクズ」が横行する社会
 【2】朝日で「記者トップ」をきわめた男
 若宮啓文氏との対話/「反日記者」と呼ばれた元・主筆/もう一つの「慰安婦」検証記事/吉田清治証言と検証記事/朝日の体質とメディア内バッシング/特報部と「吉田調書」問題/なぜ「竹島コラム」を執筆したのか/偏狭なナショナリズムを超えて/安倍政権との対立/本多勝一氏と「朝日的なもの」/朝日は「反日」「左翼」なのか/真に「捏造」を繰り返すのは誰か
 【3】現役編集幹部は何を語るか
 前報道局長・市川速水氏の証言/なぜこのタイミングで「検証記事」を発表したか/池上コラム事件の真相/戦後補償問題と慰安婦報道にかかわるまで/元慰安婦たちの証言が明らかにしたもの/特ダネ「慰安所 軍関与示す資料」と宮澤訪韓/朝日のシステムの何が間違っていたのか/絶望と希望のはてに
■エピローグにかえて――外岡秀俊氏との対話
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著者プロフィール

青木 理  (アオキ オサム)  (著/文

青木理(あおき・おさむ)
一九六六年長野県生まれ。共同通信入社後、成田支局、大阪社会部など経て、東京社会部では公安担当。オウム真理教事件、阪神淡路大震災はじめ様々な事件・事故取材に携わる。二〇〇二年から四年間、ソウル特派員。〇六年退社し、フリーとなる。主な著作に『日本の公安警察』(講談社現代新書)、『絞首刑』(講談社)、『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』(小学館)、『国策捜査』(角川書店)、『誘蛾灯』(講談社)、『青木理の抵抗の視線』(トランスビュー)などがある。テレビ・ラジオなどのコメンテーターとしても活躍している。

上記内容は本書刊行時のものです。