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出版者情報
洞窟のなかの心
発行:講談社
四六判
562ページ
定価
3,500円+税
- 初版年月日
- 2012年8月
- 書店発売日
- 2012年8月2日
- 登録日
- 2016年1月16日
- 最終更新日
- 2016年1月16日
紹介
ラスコーやアルタミラなど、洞窟芸術は、芸術の起源は数万年前に突如誕生した。芸術はなぜ必要だったのか? 心のどのような機能が、表現にいたるのか? なぜ洞窟の中に誕生したのか?
現生人類の脳=心の構造、人類による社会の構成、シャーマニズムによる意識変容男状態の活用が、「芸術」誕生の鍵となります。著者はホモサピエンス史上最大の難問に挑むために、考古学に加えて、人類学、心理学、宗教学、脳生理学、意識研究の最前線の知見を創造的に再解釈し大胆な仮説を提示します。
20世紀の知的遺産を引き継ぎつつ、21世紀に向けてのラディカルな問題提起を孕んだ意欲作です。
目次
序文
三つの洞窟:三つの時間単位
第一章 「人類の古代」の発見
第二章 答えを求めて
第三章 創造幻想(クリエイティブ・イリュージョン)
第四章 心という問題
第五章 ケース・スタディ 1――アフリカ南部、サン族の岩絵
第六章 ケース・スタディ 2――北米のロック・アート
第七章 イメージ形成の起源
第八章 心のなかの洞窟
第九章 洞窟と共同体
第十章 洞窟をめぐる論争
献辞
訳者解説
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。