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ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」 柳 美里(著/文) - 講談社
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ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」 (ピョンヤンノナツヤスミワタシガミタキタチョウセン)

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発行:講談社
四六判
290ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-06-217248-6   COPY
ISBN 13
9784062172486   COPY
ISBN 10h
4-06-217248-8   COPY
ISBN 10
4062172488   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2011年12月
書店発売日
登録日
2016年3月14日
最終更新日
2019年1月25日
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紹介

ベールに包まれた「北朝鮮」を辿る旅。2008年から3回にわたって、芥川賞作家・柳美里は朝鮮民主主義人民共和国を訪れた。2度目までは一人で、そして3度目は10歳の息子・丈陽、そして16歳年下の同居人男性という「奇妙な家族」で向かった。著者のアイデンティティを探る記録であるのと同時に、〈家族〉と〈故郷〉の内実が解き明かされる刺激的なノンフィクション作品!


■作家・柳美里にとっての、もう一つの〈祖国〉朝鮮民主主義人民共和国。偏見にとらわれることなく、柳美里自身が見た「北朝鮮」の姿は何か。本人撮影による写真とともに綴られる、3度の訪朝を記録した本格紀行ノンフィクション。

■在日2世として日本に育った著者にとって、みずからのアイデンティティを探る試みは、これまで大作『8月の果て』で結実していたかのように思える。だが、そのルーツをさかのぼり、ベールに包まれた朝鮮民主主義人民共和国の内実を、自らの目で、肌で、足で追う作業は、彼女にとって当然の帰結だった。

■2008年から3回にわたって著者は北朝鮮を訪れた。2度目までは一人で、そして3度目は10歳の息子・丈陽、そして16歳年下の同居人男性という「奇妙な家族」で向かった。この作品は、柳美里のアイデンティティを探る記録であるのと同時に、〈家族〉と〈故郷〉の内実が解き明かされる刺激的なノンフィクションだ。

目次

第一章 初訪朝――わたしが見た、幻の祖国  二〇〇八年十月
第二章 こころが祖国に根を生やしている――朝鮮は霧の国だった
第三章 太陽節と国際マラソン大会――8月の果て 二〇一〇年四月
第四章 家族と故郷――息子を連れての訪朝    二〇一〇年八月
あとがき

著者プロフィール

柳 美里  (ユウ ミリ)  (著/文

(ゆう・みり)

 1968年生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。93年、『魚の祭』で、岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。96年、初の小説集『フルハウス』を刊行し、泉鏡花文学賞・野間文芸新人賞を受賞。同年、「家族シネマ」で芥川賞を受賞。99年、『ゴールドラッシュ』で、木山捷平文学賞を受賞。01年、『命』で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞、これに続く『魂』ほか、『命』四部作は累計百万部を超えるベストセラーとなる。

 他の代表作に、『石に泳ぐ魚』(新潮社)、『8月の果て』(新潮社)ほか。近刊に『山手線内回り』(河出書房新社)、『オンエア』(講談社)、『ファミリー・シークレット』(講談社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。