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出版者情報
妖怪談義
発行:講談社
文庫判
226ページ
定価
960円+税
- 初版年月日
- 1977年1月
- 書店発売日
- 1977年4月7日
- 登録日
- 2017年1月6日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
紹介
われわれの畏怖というものの、最も原始的な形はどんなものだったろうか。何がいかなる経路を通って、複雑なる人間の誤りや戯れと結合することになったでしょうか。幸か不幸か隣の大国から、久しきにわたってさまざまの文化を借りておりましたけれども、それだけではまだ日本の天狗や川童、又は幽霊などというものの本質を、解説することはできぬように思います。国が自ら識る能力を具える日を気永く待っているより他はない……(自序より)
目次
1 妖怪談義
2 かはたれ
3 妖怪古意――言語と民俗の関係
4 おばけの声
5 幻覚の実験
6 川童の話
7 川童の渡り
8 川童祭懐古
9 盆過ぎメドチ談
10 小豆洗い
11 呼名の怪
12 団三郎の秘密
13 狐の難産と産婆
14 ひだる神のこと
15 ザシキワラシ(一)
16 ザシキワラシ(二)
17 己が命の早使い
18 山姥奇聞
19 入らず山
20 人の市に通うこと
21 山男の家庭
22 狒々
23 山の神のチンコロ
24 大人弥五郎
25 じんだら沼記事付大太法師伝説四種
26 一つ目小僧
27 一眼一足の怪
28 片足神
29 天狗の話
30 妖怪名彙
31 解説
上記内容は本書刊行時のものです。