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出版者情報
重力アルケミック
発行:星海社
B6判
288ページ
定価
1,300円+税
- 書店発売日
- 2017年2月16日
- 登録日
- 2017年1月10日
- 最終更新日
- 2017年2月13日
書評掲載情報
2018-07-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: 前島賢(ライター) |
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紹介
東京⇔大阪間5000キロ!
どこまでも膨張し続けるこのセカイの重力に抗い、僕の“飛行機”は空を飛べるのか──?
重力を司る“重素”の採掘によって膨張に歯止めがかからなくなった地球。東京⇔大阪間がついに5000キロを突破した二〇一三年──。会津若松市に生まれ育った湯川航は幼少期からの「遠くに行きたい」という思いに突き動かされ、遠路はるばる上京して大塚大学理工学部に入学する。
斜陽の学問分野である重素工学科で非生産的な日常を送る湯川だったが、アルバイト先の古書店で一冊の本と出会ったことから、彼の大学生活は大きく変わってゆく。
『飛行機理論』──かつて構想されたが実現しなかった、重素を用いない航空機の理論書。
平凡な大学生の、無謀な挑戦が始まった!
湯川が思い描く「飛行機」は空を飛べるのか。そして、湯川は遠くに行くことができるのか?
話題騒然『横浜駅SF』の新人・柞刈湯葉が放つ、青春SFの新たな金字塔。
上記内容は本書刊行時のものです。