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出版者情報
江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統
発行:星海社
新書判
232ページ
定価
820円+税
- 書店発売日
- 2014年8月26日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2017-10-08 |
読売新聞
朝刊 評者: 呉座勇一(国際日本文化研究センター助教) |
2017-05-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 木村草太(首都大学東京教授・憲法学) |
2014-09-07 |
朝日新聞
評者: 荻上チキ(「シノドス」編集長、評論家) |
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紹介
「江戸しぐさ」とは、現実逃避から生まれた架空の伝統である
本書は、「江戸しぐさ」を徹底的に検証したものだ。「江戸しぐさ」は、そのネーミングとは裏腹に、一九八〇年代に芝三光という反骨の知識人によって生み出されたものである。そのため、そこで述べられるマナーは、実際の江戸時代の風俗からかけ離れたものとなっている。芝の没後に繰り広げられた越川禮子を中心とする普及活動、桐山勝の助力による「NPO法人設立」を経て、現在では教育現場で道徳教育の教材として用いられるまでになってしまった。しかし、「江戸しぐさ」は偽史であり、オカルトであり、現実逃避の産物として生み出されたものである。我々は、偽りを子供たちに教えないためにも、「江戸しぐさ」の正体を見極めねばならないのだ。
上記内容は本書刊行時のものです。