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SDGsで見る現代の戦争 伊勢﨑賢治(監修) - 学研プラス
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SDGsで見る現代の戦争 (エスディージーズデミルゲンダイノセンソウ) 知って 調べて 考える (シッテ シラベテ カンガエル)

児童図書
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発行:学研プラス
A4変型判
縦288mm 横230mm 厚さ23mm
重さ 1377g
168ページ
定価 6,000円+税
ISBN
978-4-05-501342-0   COPY
ISBN 13
9784055013420   COPY
ISBN 10h
4-05-501342-6   COPY
ISBN 10
4055013426   COPY
出版者記号
05   COPY
Cコード
C8031  
8:児童 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年12月15日
最終更新日
2023年12月8日
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紹介

1945年に太平洋戦争に敗れてから、日本は戦争をしていません。しかし、世界では絶えず戦争、紛争、武力衝突、テロなどが繰り返され続け、多くの人が亡くなり、傷つき、故郷を失っています。

そうした戦争の原因は何か?  地球環境や経済の悪化や人口の増加、水や食糧、天然資源をめぐる対立、農地や居住地をめぐる争い、歴史的な対立など多くを挙げることができますが、そうした問題を解決するためにSDGsを役立てることができるのです。

SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」という英語の略です。「このままでは地球を次世代に受け継ぐことはできない」という危機感のもとに、2015年9月に国連で採択された、2030年までにより良い未来をつくるために決まった17個の目標です。

SDGsの達成の大きな障害のひとつが戦争です。同時に、SDGsの目標に含まれる経済の安定や教育の充実、医療の拡充などを達成すれば、人々の生活はより良くなり、戦争の発生を抑え、予防することにもつながります。

本書では、第二次世界大戦後に起きた、または現在も続く主な戦争・紛争について学ぶことができます。1章では湾岸戦争、コンゴ内戦、ナイル川の水紛争、シリア内戦、アフガニスタン紛争をテーマに、なぜ戦争や争いが起きたのか、なぜ続いているのか、どのような影響を後世に残したのかを知り、SDGsの観点から分析し、問題の解決に何が必要かを提示する構成です。2章では世界各地の戦争、紛争、争いを解説、1章で得られた知見をもとに考える内容になっています。

より良い未来を築くためには平和が不可欠です。ぜひ本書をご覧いただき、SDGsについて、戦争について考えていただければと存じます。

目次

1章 わたしたちと戦争
 戦争ってなぜ起きるの?
 最近よく聞く、SDGsってなに?
 SDGsが目指す世界とは?
 戦争と、SDGsの関係は?
 戦争が残す問題とSDGs 1
 戦争が残す問題とSDGs 2
 SDGsで戦争を考えよう!
 湾岸戦争
 コンゴ内戦
 ナイル川の水紛争
 シリア内戦
 アフガニスタン紛争

2章 現代の戦争・紛争・内戦
 国共内戦
 インドネシア独立戦争
 インドシナ戦争
 インド=パキスタン戦争
 中東戦争
 米ソ冷戦
 コンゴ動乱
 朝鮮戦争
 アルジェリア戦争
 ハンガリー事件
 キューバ危機
 チベット反乱
 中印国境紛争
 ベトナム・カンボジアの戦争
 レバノン内戦
 ナイジェリア内戦(ビアフラ戦争)
 北アイルランド紛争
 東ティモール紛争
 カシミール紛争
 イラン=イラク戦争
 フォークランド戦争(マルビナス戦争)
 スーダン内戦・南スーダン独立戦争
 スリランカ内戦
 ソマリア内戦
 ルワンダ内戦
 ユーゴスラヴィア紛争
 チェチェン紛争
 イラク戦争
 ISILによるイラク内戦
 ダルフール紛争
 メキシコ麻薬戦争
 イスラエルのレバノン侵攻・ガザ侵攻
 リビア内戦
 クリミア危機・ウクライナ東部紛争

著者プロフィール

伊勢﨑賢治  (イセザキケンジ)  (監修

東京外国語大学 大学院総合国際学研究科 教授
1957 年、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。インド留学中、スラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOに身を置きアフリカ各地で活動後、東ティモール、シエラレオネ、アフガニスタンで紛争処理を指揮。主な著書に『さよなら紛争(14 歳の世渡り術)』(河出書房新社)、『世界の人びとに聞いた100通りの平和』シリーズ(かもがわ出版)、『本当の戦争の話をしよう~世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社)、『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』(集英社)などがある。

関正雄  (セキマサオ)  (監修

明治大学 経営学部 特任教授
損害保険ジャパン株式会社サステナビリティ推進部 シニア・アドバイザー
1954 年、静岡市生まれ。東京大学法学部卒業後、安田火災保険(現・損害保険ジャパン)に入社。理事CSR統括部長を経て2013 年より現職。SDGsを組み込んだ2017 年の経団連企業行動憲章改定には座長として関わるなど、産業界へのSDGs 浸透に尽力。サステナビリティに関する各省庁委員等を歴任。著書に『SDGs 経営時代に求められるCSRとは何か』(第一法規)、『ISO26000を読む』(日科技連)、共編著に『インパクト評価と社会イノベーション』(第一法規)、『SDGs 時代のパートナーシップ』(学文社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。