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SDGsで見る現代の戦争
知って 調べて 考える
- 書店発売日
- 2021年8月26日
- 登録日
- 2020年12月15日
- 最終更新日
- 2023年12月8日
紹介
1945年に太平洋戦争に敗れてから、日本は戦争をしていません。しかし、世界では絶えず戦争、紛争、武力衝突、テロなどが繰り返され続け、多くの人が亡くなり、傷つき、故郷を失っています。
そうした戦争の原因は何か? 地球環境や経済の悪化や人口の増加、水や食糧、天然資源をめぐる対立、農地や居住地をめぐる争い、歴史的な対立など多くを挙げることができますが、そうした問題を解決するためにSDGsを役立てることができるのです。
SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」という英語の略です。「このままでは地球を次世代に受け継ぐことはできない」という危機感のもとに、2015年9月に国連で採択された、2030年までにより良い未来をつくるために決まった17個の目標です。
SDGsの達成の大きな障害のひとつが戦争です。同時に、SDGsの目標に含まれる経済の安定や教育の充実、医療の拡充などを達成すれば、人々の生活はより良くなり、戦争の発生を抑え、予防することにもつながります。
本書では、第二次世界大戦後に起きた、または現在も続く主な戦争・紛争について学ぶことができます。1章では湾岸戦争、コンゴ内戦、ナイル川の水紛争、シリア内戦、アフガニスタン紛争をテーマに、なぜ戦争や争いが起きたのか、なぜ続いているのか、どのような影響を後世に残したのかを知り、SDGsの観点から分析し、問題の解決に何が必要かを提示する構成です。2章では世界各地の戦争、紛争、争いを解説、1章で得られた知見をもとに考える内容になっています。
より良い未来を築くためには平和が不可欠です。ぜひ本書をご覧いただき、SDGsについて、戦争について考えていただければと存じます。
目次
1章 わたしたちと戦争
戦争ってなぜ起きるの?
最近よく聞く、SDGsってなに?
SDGsが目指す世界とは?
戦争と、SDGsの関係は?
戦争が残す問題とSDGs 1
戦争が残す問題とSDGs 2
SDGsで戦争を考えよう!
湾岸戦争
コンゴ内戦
ナイル川の水紛争
シリア内戦
アフガニスタン紛争
2章 現代の戦争・紛争・内戦
国共内戦
インドネシア独立戦争
インドシナ戦争
インド=パキスタン戦争
中東戦争
米ソ冷戦
コンゴ動乱
朝鮮戦争
アルジェリア戦争
ハンガリー事件
キューバ危機
チベット反乱
中印国境紛争
ベトナム・カンボジアの戦争
レバノン内戦
ナイジェリア内戦(ビアフラ戦争)
北アイルランド紛争
東ティモール紛争
カシミール紛争
イラン=イラク戦争
フォークランド戦争(マルビナス戦争)
スーダン内戦・南スーダン独立戦争
スリランカ内戦
ソマリア内戦
ルワンダ内戦
ユーゴスラヴィア紛争
チェチェン紛争
イラク戦争
ISILによるイラク内戦
ダルフール紛争
メキシコ麻薬戦争
イスラエルのレバノン侵攻・ガザ侵攻
リビア内戦
クリミア危機・ウクライナ東部紛争
上記内容は本書刊行時のものです。