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出版者情報
角川俳句コレクション 読む力
発行:角川文化振興財団
四六判
252ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2020年4月1日
- 書店発売日
- 2020年4月1日
- 登録日
- 2020年3月13日
- 最終更新日
- 2020年3月13日
紹介
名句は誕生したときから光を宿している。
しかし、その光を感じとる読み手がいなければ、光は孵らない。
胸に一灯を点じるような静謐な光であったり、目のくらみそうな衝撃的な光であったりと、その魅力はさまざまである。
俳句の持つ光を発掘し、その光を孵化させる。世界最小の詩“俳句”の力を浮かび上がらせる。現代の俳句をより深く読むことに挑んだ新しい鑑賞書。
目次
はじめに 十七音の力を引き出す
1 季語の力を読む
一句に封じられた時間を読む
鑑賞の手掛かりを見つける
伝統的な季語を読む
心情を季語に託す
対象を凝視する
いさぎよいということ
断念のさきに見える世界
季語への思いをより深く
命をことほぐ
2 表現の力を読む
風土の持ち味を読む
題材の力を引きだす
固有名詞を詩のことばに
俳句における虚と実
予定調和を超える
芳醇なる歳月を読む
挽歌の伝統
見えない力を詠む
表現の多様性
3 十七音の力を読む
根源へのまなざし
俳句の物語性を読む
一句の背景を踏まえる読み
作品を支える俳句観
声なきものの声を詠む
祈りの韻律
亡きひとへ通わす心
次の時代へ
祈りのことば
4 構成力の可能性
友岡子郷「貝風鈴」全三三句を読み解く試み
上記内容は本書刊行時のものです。