版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史 小川 靖彦(著/文) - KADOKAWA
..
【利用不可】

万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史 (マンヨウシュウトニホンジン ヨミツガレルセンニヒャクネンノレキシ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
256ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-04-703539-3   COPY
ISBN 13
9784047035393   COPY
ISBN 10h
4-04-703539-4   COPY
ISBN 10
4047035394   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0392  
0:一般 3:全集・双書 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2014年4月25日
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2019年4月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2014-07-06 朝日新聞
評者: 保阪正康(評論家)
2014-06-29 読売新聞
評者: 上野誠(万葉学者、奈良大学教授)
MORE
LESS

紹介

新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。

八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。

〈目次〉
    はじめに

第一章 『万葉集』を「読む」ということ
 
第二章 『万葉集』を読んでいた紀貫之──平安時代前期における『万葉集』
   一 平安時代初期の『万葉集』
   二 菅原道真の『新撰万葉集』
   三 『古今和歌集』の万葉像
   四 紀貫之と『万葉集』──〈古代〉世界への参入

第三章 紫式部と複数の『万葉集』──平安時代中期における『万葉集』
   一 平安時代中期の『万葉集』
   二 佳麗な『万葉集』抄出本
   三 〈訓み〉による「万葉歌」
   四 「訓読」の始まり
   五 『万葉集』への関心の高まり
   六 藤原道長・頼通による書写
   七 紫式部が読んでいた『万葉集』

第四章 藤原定家の〈古代〉──平安時代後期における『万葉集』
   一 平安時代後期の『万葉集』
   二 後三条天皇・白河天皇の親政と『万葉集』
   三 写本の並立と吸収
   四 『堀河百首』と『万葉集』
   五 冊子本の『万葉集』の登場
   六 歌学の時代へ
   七 動乱の時代の中の『万葉集』
   八 藤原俊成の新たな万葉像
   九 「うたの源なり」
   十 藤原定家と『万葉集』──〈古代〉への憧憬

第五章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚
     ──中世における『万葉集』
   一 鎌倉武士の『万葉集』
   二 源実朝の『万葉集』
   三 学僧仙覚による新しい『万葉集』
   四 仙覚の「道理」
   五 仙覚の万葉学の行方

第六章 賀茂真淵の〈批評〉──江戸時代における『万葉集』
   一 印刷本の『万葉集』
   二 鑑賞・批評の萌芽──〈批評〉前史
   三 方法としての〈批評〉
   四 賀茂真淵による〈批評〉の理論化
   五 賀茂真淵の「万葉調」

第七章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」
    ──近代における『万葉集』
   一 近代日本の『万葉集』
   二 江戸から明治へ
   三 東京大学における『万葉集』研究
   四 「国文学」への関心の高まり
   五 和歌革新運動と『万葉集』
   六 佐佐木信綱の和歌革新と「評釈」
   七 『校本万葉集』

第八章 『万葉集』の未来
   参考文献
   おわりに

著者プロフィール

小川 靖彦  (オガワ ヤスヒコ)  (著/文

1961年生まれ。青山学院大学教授。専攻は日本上代文学(万葉集および万葉学史)、書物学(主に中国文化圏の巻子本)。『萬葉学史の研究』(おうふう)で上代文学会賞、全国大学国語国文学会賞受賞。著書はほかに『万葉集 隠された歴史のメッセージ』(角川選書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。