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マイナス50℃の世界 米原 万里(著/文) - KADOKAWA
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マイナス50℃の世界 (マイナス50ドノセカイ) 特別版

文庫
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文庫判
128ページ
定価 476円+税
ISBN
978-4-04-409443-0   COPY
ISBN 13
9784044094430   COPY
ISBN 10h
4-04-409443-8   COPY
ISBN 10
4044094438   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0195  
0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年1月25日
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2024年1月16日
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書評掲載情報

2017-08-13 読売新聞  朝刊
評者: 苅部直(東京大学教授、政治学者)
2012-08-05 東京新聞/中日新聞
評者: 椎名誠(作家)
2012-02-12 読売新聞
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紹介

トイレには屋根がなく、窓は三重窓。冬には、気温が-50℃まで下がるので、釣った魚は10秒でコチコチに凍ってしまう――。世界でもっとも寒い土地であるシベリア。ロシア語通訳者として、真冬の横断取材に同行した著者は、鋭い観察眼とユニークな視点で様々なオドロキを発見していく。取材に参加した山本皓一と椎名誠による写真と解説もたっぷり収められた、親子で楽しめるレポート。米原万里の幻の処女作、待望の文庫化。

目次

1章 本日は好天。外はマイナス21℃
ここは北極よりも寒い国
冷凍庫で試験済みの防寒着でも……
大黒屋光太夫のあとを追って

2章 凍土のめぐみ
居住霧とたった四時間の太陽
かたむいた家のナゾ
スカートをはいたビル
真冬の方が交通が便利?
天然の“冷凍庫” “地下貯水池”
夏は大水路、冬は天然の橋
つり上げ、十秒で“冷凍”
すべらない氷─真冬の車はチェーンなし

3章 ヤクートでディナーを
飛行機の三つの大敵
凍傷の恐ろしさ──金属は皮ふに“食いつく”
大切なヤクート馬
短い夏に、冬の干し草を確保
アトラソフ家をたずねて──三重窓の木造平屋
村をきりもりする女たち──“遊牧民”の伝統か?
遊牧民の食卓

4章 さいはてのさらにはて
ビニール、プラスチックはここでは使えない
寒極があるのはなぜ?
ヤクート族の故郷は常夏の国
住めば都、寒くないと「ガマンできない」

5章 酷寒の真実
座右の書
思い出に残るごちそう──イルクーツクの和食もどき
酷寒の真実

解説 椎名 誠

著者プロフィール

米原 万里  (ヨネハラ マリ)  (著/文

1950年東京生まれ。作家。在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学卒、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語会議通訳、ロシア語通訳協会会長として活躍。『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)ほか著書多数。2006年5月、逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。