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出版者情報
先住民から見た世界史 コロンブスの「新大陸発見」
発行:KADOKAWA
文庫判
320ページ
定価
1,160円+税
- 初版年月日
- 2023年5月25日
- 書店発売日
- 2023年5月23日
- 登録日
- 2023年3月31日
- 最終更新日
- 2023年5月10日
書評掲載情報
2023-07-09 |
読売新聞
朝刊 評者: 本多正一(文筆家) |
2023-06-18 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
コロンブスが15世紀に持ち帰った中南米原産のトウモロコシや、その後に伝わったジャガイモは、ヨーロッパの人口増加に大きく貢献した。他方、アメリカ大陸へ持ち込まれた疫病は、先住民の急激な人口減少を引き起こす。世界の食卓を豊かにした作物の伝播は、のちに「コロンブスの交換」と呼ばれるが、先住民にとっては略奪や侵略に他ならなかった。南米アンデスをフィールドに農学と人類学を研究する著者が描く、もう一つの世界史。
(本書は、『コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史』(角川選書、2017年刊)を、再構成・加筆・改題のうえ、文庫化したものです。)
目次
まえがき
第一部 ヨーロッパに与えたもの
第一章 トウモロコシ――コロンブスが持ち帰った穀類
第二章 トウガラシ――世界各地の食文化をになう
第三章 ジャガイモ――ヨーロッパの飢えを救う
コラム1 コロンブスより前に海を渡った栽培植物
第二部 先住民にもたらされた災厄
第四章 サトウキビ――砂糖の生産と奴隷
第五章 馬と牛――生活を破壊したヨーロッパの家畜
第六章 天然痘――先住民の凄惨な悲劇
コラム2 ラテンアメリカ音楽の誕生
終 章 コロンブスの功罪
あとがき
初出
注
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。