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出版者情報
鬼むかし 昔話の世界
発行:KADOKAWA
文庫判
304ページ
定価
1,120円+税
- 初版年月日
- 2021年10月25日
- 書店発売日
- 2021年10月21日
- 登録日
- 2021年9月25日
- 最終更新日
- 2024年2月15日
書評掲載情報
2021-11-28 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
こぶとり、桃太郎、天邪鬼……「鬼むかし」とは鬼が登場する昔話のこと。その原型は死霊と祖霊がイメージ化されたもので、死霊は人間を食べる恐怖を与える鬼に、祖霊は恐怖と共に慈しみを持つ鬼となった。これに仏教の羅刹鬼や地獄の鬼なども加わり、修験道の山伏や天狗とも結びついて様々な「鬼むかし」ができあがったのである。仏教民俗学の泰斗が、綿密な現地調査と知見を活かし、昔話の根底に潜む宗教的背景を読み解く。解説 小松和彦。
目次
鬼むかし
鬼一口
安達ケ原の鬼婆
天邪鬼と瓜子姫
牛方山姥と鯖大師
「食わず女房」と女の家
山姥と鉄鎖
「鬼の子小綱」の原点
「地獄白米」(「地蔵浄土」「鬼の浄土」)と地蔵縁起
瘤取り鬼と山伏の延年
「桃太郎」の鬼ケ島渡り
解説 小松和彦
上記内容は本書刊行時のものです。