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日本の方言 佐藤 亮一(著/文) - KADOKAWA
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日本の方言 (ニホンノホウゲン)

文庫
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文庫判
224ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-04-400639-6   COPY
ISBN 13
9784044006396   COPY
ISBN 10h
4-04-400639-3   COPY
ISBN 10
4044006393   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0181  
0:一般 1:文庫 81:日本語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年6月25日
書店発売日
登録日
2021年5月25日
最終更新日
2024年4月6日
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紹介

塩の足りない味噌汁はウスイ? アマイ? ミズクサイ? それぞれの方言では会話が成り立たないほど、ことばの地域差が大きな日本。ドンドロ(雷)、ビッキ(蛙)、ハンカクサイ(あほ・ばか)など、地域に根ざした豊かな語彙の分布には、変転し、広まり、混じり合ってきたことばの来歴が刻み込まれている。共通語と標準語、方言周圏論、忌みことば、方言コスプレなど、基本的な用語も解説。『日本方言大辞典』を編纂した第一人者がいざなう。

目次

 序──方言とは何か

1 自 然

 かみなり(雷)
 いなずま(稲妻)
 つゆ(梅雨)
 つらら(氷柱)
 つむじかぜ(旋風)
 しあさっては何日目?

2 食物・料理・味

 さといも(里芋)
 じゃがいも(馬鈴薯)
 もみがら(籾殻)とぬか(糠)
 すりばち(擂鉢)とすりこぎ(擂粉木)
 「甘い」と「塩味が薄い」

3 人間・生活

 ほお(頬)
 ものもらい(麦粒腫)
 あざ(痣)とほくろ(黒子)
 つば(唾)とよだれ(涎)
 ゆび(指)
 かかと(踵)
 おんな(女性)
 あほ・ばかの方言
 酒とことば

4 動植物

 かたつむり(蝸牛)
 とんぼ(蜻蛉)
 カマキリとトカゲ
 カエル(蛙)
 とさか(鶏冠)
 うし(牛)
 牛の鳴き声・雀の鳴き声
 ふくろうはなんと鳴くか
 どくだみ
 つくし(土筆)とすぎな(杉菜)

5 遊 戯

 おてだま(お手玉)
 たこ(凧)
 たけうま(竹馬)
 かたあしとび(片足跳び)
 えらび歌

6 文法的特徴

 「雨が降っているから」(接続助詞)
 「今日はいい天気だ」(断定辞)
 「ミカンを皮ごと食べた」(接尾辞)
 「の」と「が」の使い分け
 「能力可能」と「状況可能」
 進行態と完了態
 「ラ抜きことば」と「レ足すことば」

7 方言の現在

 方言衰退の意識
 共通語化することば
 方言と共通語ござ使い分けの時代
 生き残る方言語彙
 各地で生まれる新方言
 現代社会における方言の機能
 教育における方言
 災害と方言
 商品・標語・ポスターにみる方言
 方言で遊ぶ
 教養・文芸・ドラマ
 方言の機能の変化

 参考文献

著者プロフィール

佐藤 亮一  (サトウ リョウイチ)  (著/文

1937年、東京生まれ。東北大学大学院博士課程単位取得。国立国語研究所名誉所員。フェリス女学院大学名誉教授。方言学、社会言語学を専門とし、『都道府県別 全国方言辞典』(三省堂)、『方言の地図帳』(講談社学術文庫)、『学び直しの日本語 間違っていませんか?その使い方』(出窓社)など、編著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。