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出版者情報
火狩りの王 〈一〉春ノ火
巻次:1
発行:KADOKAWA
文庫判
384ページ
定価
760円+税
- 初版年月日
- 2022年11月25日
- 書店発売日
- 2022年11月22日
- 登録日
- 2022年10月19日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
目次
第一部 春の送り火
〈序章〉
一 紙漉きの村
二 花嫁たち
三 雨の中の火
四 黒い森
五 世界のかけら
六 水晶の竜
第二部 けもの道
一 船祭り
二 〈蜘蛛〉
三 宴
四 明楽
五 狩る者
六 トンネル
七 湾
解説 村山早紀
上記内容は本書刊行時のものです。