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出版者情報
ミラーワールド
巻次:1
発行:KADOKAWA
四六判
248ページ
定価
1,650円+税
- 初版年月日
- 2021年7月19日
- 書店発売日
- 2021年7月19日
- 登録日
- 2021年6月2日
- 最終更新日
- 2021年6月23日
紹介
「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」
「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。それが当たり前となった男女反転世界。池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。
「日々男女格差を見聞きしながら、ずっと考えていた物語です。そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子
上記内容は本書刊行時のものです。