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出版者情報
満月と近鉄
発行:KADOKAWA
文庫判
240ページ
定価
680円+税
- 初版年月日
- 2020年5月25日
- 書店発売日
- 2020年5月22日
- 登録日
- 2020年3月31日
- 最終更新日
- 2024年4月6日
書評掲載情報
2022-05-07 |
朝日新聞
朝刊 評者: 斎藤美奈子(文芸評論家) |
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紹介
小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題)
上記内容は本書刊行時のものです。