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荒城に白百合ありて 須賀 しのぶ(著) - KADOKAWA
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荒城に白百合ありて (コウジョウニシラユリアリテ) 巻次:1

文芸
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四六判
368ページ
定価 1,700 円+税   1,870 円(税込)
ISBN
978-4-04-108433-5   COPY
ISBN 13
9784041084335   COPY
ISBN 10h
4-04-108433-4   COPY
ISBN 10
4041084334   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年11月21日
書店発売日
登録日
2019年10月10日
最終更新日
2024年4月23日
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書評掲載情報

2019-12-07 日本経済新聞  朝刊
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紹介

 森名幸子から見て、母の鏡子は完璧な会津婦人だった。江戸で生まれ育った母は教養高く、武芸にも秀でており、幸子の誇りで憧れだった。
 薩長軍が城下に迫り、白装束を差し出して幸子に自害を迫った時も、母の仮面が崩れる事はなかった。しかし、自害の直前に老僕が差し出した一通の手紙が、母の、そして幸子の運命を大きく変えた。手紙から視線を外し、再び幸子を見た母は、いつもの母とは違うものに変わってしまっていた。その視線を見て、幸子は悟った。
 ――母は、この美しい人は、いまこの瞬間、はじめて私を「見た」のだ、と。

 薩摩藩士の青年・岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に燃え盛る江戸の町でひとりさ迷い歩く、美しい少女と出会う。あやかしのような彼女は聞いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――。
 稀代のストーリーテラーが放つ、幕末悲劇、いま開幕。

著者プロフィール

須賀 しのぶ  (スガ シノブ)  (

『惑星童話』にて94年コバルト読者大賞を受賞しデビュー。『流血女神伝』など数々のヒットシリーズを持ち、魅力的な人物造詣とリアルで血の通った歴史観で、近年一般小説ジャンルでも熱い支持を集めている。2016年『革命前夜』で大藪春彦賞、17年『また、桜の国で』で直木賞候補。その他の著書に『芙蓉千里』『神の棘』『夏空白花』など。

上記内容は本書刊行時のものです。