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地形の思想史 原 武史(著/文) - KADOKAWA
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地形の思想史 (チケイノシソウシ)

文芸
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四六判
272ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-04-108022-1   COPY
ISBN 13
9784041080221   COPY
ISBN 10h
4-04-108022-3   COPY
ISBN 10
4041080223   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年12月20日
書店発売日
登録日
2019年11月1日
最終更新日
2019年12月4日
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書評掲載情報

2020-11-21 日本経済新聞  朝刊
評者: 與那覇潤(歴史学者)
2020-03-15 東京新聞/中日新聞  朝刊
2020-02-02 毎日新聞  朝刊
2020-02-01 日本経済新聞  朝刊
評者: 稲泉連(ノンフィクション作家)
2020-01-12 産經新聞  朝刊
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紹介

なぜ、皇太子一家はある「岬」を訪ね続けたのか?
なぜ、「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか?
なぜ、富士の「麓」でオウムは終末を望んだのか?

なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか? 
なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか?
なぜ、陸軍と米軍は「台」を拠点にし続けたのか? 
なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか?

7つの「地形」から日本を読み解く。
「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。

日本の一部にしか当てはまらないはずの知識を、私たちは国民全体の「常識」にしてしまっていないだろうか? 
人間の思想は、都市部の人工的な空間だけで生み出されるわけではない。地形が思想を生み出したり、地形によって思想が規定されたりすることもあるのだ。
七つのテーマと共に、独特な地形と、伝説を含めてそこに滞在ないし生活する人々の間にきわめて強い関係がみられる場所を実際に歩く。
すると、死角に沈んだ日本の「思想史」が見えてくる。
風土をめぐり、不可視にされた「歴史」を浮き彫りにする原思想史学の新境地!

目次

 まえがき

第一景 「岬」とファミリー 
上   下

第二景 「峠」と革命
上   下

第三景 「島」と隔離
上   下

第四景 「麓」と宗教
上   下

第五景 「湾」と伝説
上    下

第六景 「台」と軍隊
上    下

第七景 「半島」と政治
上    下


 あとがき
 主要参考文献一覧

著者プロフィール

原 武史  (ハラ タケシ)  (著/文

1962年生まれ。早稻田大学政治経済学部卒業,東京大学大学院博士課程中退。放送大学教授,明治学院大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。98年『「民都」大阪対「帝都」東京──思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『皇后考』(講談社学術文庫)、『平成の終焉』(岩波新書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。