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出版者情報
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
発行:KADOKAWA
四六判
272ページ
定価
1,500円+税
- 初版年月日
- 2019年4月26日
- 書店発売日
- 2019年4月26日
- 登録日
- 2019年2月28日
- 最終更新日
- 2019年4月10日
書評掲載情報
2019-06-02 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
高齢者詐欺グループのリーダー、光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功したと思われたそのとき、1人の警察官が彼女に声を掛けてくる――。「落としの狩野」と言われた刑事を主人公に、人々の一筋縄ではいかない情念を描く、日本推理作家協会賞受賞作「偽りの春」収録、心を震わすミステリ短編集。
卓越した筆力で選考委員をうならせた、第71回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作!
大沢在昌
悪い奴の、そのまた上をいく悪い奴がいて、それを見抜く目をもつ警察官が登場する。だまされる快感を味わった。
逢坂剛
読む者の予想を次つぎにくつがえし、意表をつく展開に落とし込む筆力は、並のものではない。
(第71回日本推理作家協会賞 選評より)
上記内容は本書刊行時のものです。