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出版者情報
いも殿さま
発行:KADOKAWA
四六判
280ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2019年3月29日
- 書店発売日
- 2019年3月29日
- 登録日
- 2019年2月1日
- 最終更新日
- 2019年3月13日
書評掲載情報
2019-05-19 |
産經新聞
朝刊 評者: 秋山香乃(小説家) |
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紹介
「芋」で領民を救った、希代の名代官!!
井戸平左衛門──大飢饉と銀山の危機を克服した、その偉業は今も島根で語り継がれる。
『超高速! 参勤交代』の著者が贈る、感涙必至の最新長篇。
隠居目前の最後のお役目は、最大の難題だった!!
徳川吉宗の時代──。幕府勘定方に勤める旗本、井戸平左衛門は引退を迎え、隠居生活を楽しみにしていた。隠居後の楽しみは諸国を回り、甘味を満喫すること。だが、隠居届けを出そうとしたその日、あろうことか奉行の大岡忠相から異動を命じられることに──飢饉と悪政に喘ぐ、石見銀山の地にいって欲しいというのだ。自らの能力を誉められ、心が揺れる平左衛門。さらに、将軍が食するという〈嘉祥菓子〉を褒美にちらつかされたのが、とどめとなり、快諾してしまう。だが、江戸から四十二日の旅の果てにたどり着いた石見の土地は、想像を絶する悲惨な状況だった──。
上記内容は本書刊行時のものです。