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出版者情報
蒼天見ゆ
巻次:1
一般文庫版
発行:KADOKAWA
文庫判
384ページ
定価
680円+税
- 初版年月日
- 2017年12月25日
- 書店発売日
- 2017年12月21日
- 登録日
- 2017年10月26日
- 最終更新日
- 2017年12月5日
書評掲載情報
2023-03-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 細谷正充(文芸評論家) |
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紹介
時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。
武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。
一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち!
日本中が開国と攘夷に揺れる時世。
西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。
だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。
息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。
生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。
時代にあらがい、信念を貫いた”最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。
「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」
上記内容は本書刊行時のものです。