版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
保健室には魔女が必要 石川宏千花(著/文) - 偕成社
..
詳細画像 0

書店員向け情報 HELP

保健室には魔女が必要 (ホケンシツニハマジョガヒツヨウ)

ヤングアダルト
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:偕成社
四六判
縦190mm 横130mm
158ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-03-649210-7   COPY
ISBN 13
9784036492107   COPY
ISBN 10h
4-03-649210-1   COPY
ISBN 10
4036492101   COPY
出版者記号
03   COPY
Cコード
C8393  
8:児童 3:全集・双書 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年9月26日
最終更新日
2022年11月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

主人公は、中学校の保健室の先生にして魔女。自分が考案する「おまじない」を流通させ、もっとも定着させた魔女が選ばれる七魔女決定戦に参加している。今日も魔女は、保健室にやってくる生徒たちの悩みをきき、それを解決する「おまじない」を授ける。悩みによりそう短編集。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 わたしは魔女だ。
 保健室の先生でもある。
 雄花市にある唯一の公立中学校で、二年前から働いている。
 わたしが勤務している雄花第一中学校には、一年生が四十一人、二年生が六十人、三年生が五十二人、あわせて百五十三人の生徒が在学中だ。
 どの子も素直で、礼儀正しくて、目に入れても痛くないほどにかわいい---わけがない。
 保健室に通ってくる子たちは、基本的に一筋縄ではいかない子が多い。ひねくれ者だったり、ろくにあいさつもしない子だったり、なにが理由で保健室にきたのかすら伝えられない子もいる。もちろん、無防備で甘えん坊な子も少なくない。それでも、どこかさみしそうな顔をしているのだ。
 そういう子たちは、なにかをだれかに話したいから保健室にくるのだろう、と考えて、わたしは根気よく、彼らの話をきく。
 江口マリエの場合は、こんな話だった。(本文より)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

目次

●自分のきらいなところが消えてなくなるおまじない

●胸が小さくなるおまじない

●お母さんにひどいことをいわなくなるおまじない

●目が大きくなるおまじない

●特別な人になれるおまじない

●きらいな人を不幸にするおまじない

著者プロフィール

石川宏千花  (イシカワヒロチカ)  (著/文

石川宏千花
女子美術大学芸術学部卒業。『ユリエルとグレン』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞。作品に「二ノ丸くんが調査中」、「死神うどんカフェ1号店」、「少年N」などのシリーズや、『わたしが少女型ロボットだったころ』『拝啓パンクスノットデッドさま』(日本児童文学者協会賞)などがある。

 (アカ)  (イラスト


イラストレーター・グラフィックデザイナー。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。 書籍、広告などを中心に活躍している。

上記内容は本書刊行時のものです。