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新宿末広亭 令和の定点観測 長井好弘(著) - 朝日新聞出版
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【利用可否不明】

新宿末広亭 令和の定点観測 (シンジュクスエヒロテイ レイワノテイテンカンソク) 全七十三興行通い詰め (ゼン73コウギョウカヨイヅメ)

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四六判
厚さ22mm
重さ 370g
424ページ
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-02-252143-9   COPY
ISBN 13
9784022521439   COPY
ISBN 10h
4-02-252143-0   COPY
ISBN 10
4022521430   COPY
出版者記号
02   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年6月30日
書店発売日
登録日
2026年5月20日
最終更新日
2026年7月16日
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書評掲載情報

2026-08-08 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

落語の殿堂に、1年間全部見た!落語協会百周年、桂歌丸追善、七代目円楽襲名…隅から隅まで味わい尽くす●まえがきより本書は、2025年9月から2026年8月まで、僕が東京の寄席定席「新宿末広亭」の1年間73番組のすべてを客席で鑑賞するという、汗と涙と暇つぶしの記録である。見方によっては快挙とも暴挙とも言える行為を、僕は「定点観測」と名付けた。なぜこんなことを始めてしまったのか。お話は今から26年前、1999年5月に遡る。当時新聞記者だった僕は、新宿末広亭で1年間の「定点観測」を始めた。誰に頼まれたわけではない。子供の頃からの演芸好きが高じて、辛い時、楽しい時、仕事に行き詰まった時、たまにはいっぱい飲みたいと思った時(僕は下戸だ!)に、ぶらりと木戸をくぐった寄席という悪所(?)を、隅から隅まで味わい尽くしたいと、厄年を何年か過ぎた良い大人が、大人気なくも思いついてしまったのだ。では、どうすれば寄席を味わい尽くせるのか。新宿の飲み屋街の真っ只中でただ一軒、江戸以来の演芸の伝統を伝える末広亭は、10日ごとにプログラムが替わる。昼の部と夜の部があるから、1か月で6番組。1月だけは3部構成なので、合計すれば1年間で73番組だ。僕はこれを全部見てやろうと考えた。それが「寄席の定点観測」である。それは壮大な計画だったが、裏を返せば暴挙でしかない。「どうせ無理だろうが、できる限り続けて、途切れたら潔くやめよう」そういう気持ちで始めたら、これが楽しくて仕方がない。「定点観測=同じ場所を続けてみる」を始めたら、今まで見えなかった、あるいは見ようともしなかった寄席のあれやこれやが、見えてきた。だが、1年間は長かった。仕事が忙しくて寄席に行けない。翌日には番組が変わってしまうという十日目の公演に駆け込むのは一度や二度ではなかった。ついに僕は心筋梗塞に倒れてしまう……。心身ともにボロボロになりながらも、何とかゴールまで走り抜けた。そんな僕の姿に呆れながら、ある出版社が声をかけてくれた。「『定点観測』というにはツッコミどころが多いけど、1年間に及ぶ寄席ファンの孤軍奮闘の記録として、読む価値はあると思います」こんな言葉に勇気づけられて、2000年の暮れ、僕が書いた初めての演芸本「新宿末広亭 春夏秋冬『定点観測』」が出版されたのである。演芸研究家として名高い山本進氏に、拙著を読んだ感想を聞いた。「貴重な演芸のフィールドワークだと思う。この本は50年経ったら評価されるよ」これ、褒めてくれたのだろうか……? でも50年後では、僕も仲間も誰もこの世にいないだろうなあ。そんなことを思いながら月日を重ね、2025年の秋になって、あの『定点観測』から25年経ったことに気がついた。「50年は無理だから、その半分の25年目に『定点観測』に再挑戦しよう!」思った翌月にはもう、末広亭の木戸をくぐっていた。会社はリタイアしてフリーの物書きになっていかたら、日程調整は25年前よりははるかに楽だった。1年ではなく、2年ぐらいできるのでは……と考えたのが甘かった。前回は40代半ばだったが、今回は古希を過ぎたばかり。お

上記内容は本書刊行時のものです。