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あしなが運動と玉井義臣 副田 義也(著/文) - 岩波書店
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あしなが運動と玉井義臣 (アシナガウンドウトタマイヨシオミ) 巻次:上 歴史社会学からの考察 (レキシシャカイガクカラノコウサツ)

文庫
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発行:岩波書店
縦148mm 横105mm 厚さ13mm
重さ 178g
292ページ
定価 1,450円+税
ISBN
978-4-00-603338-5   COPY
ISBN 13
9784006033385   COPY
ISBN 10h
4-00-603338-9   COPY
ISBN 10
4006033389   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0136  
0:一般 1:文庫 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年4月14日
書店発売日
登録日
2023年3月10日
最終更新日
2024年4月4日
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紹介

災害遺児、病気遺児、自死遺児などを支援する教育奨学運動「あしなが育英会」は、いまや国際的にも広く知られている。この日本有数のボランティア活動を無から立ち上げ、大きな組織に育て上げた玉井義臣と周辺の人物像を描き出し、活動の意義を歴史社会学的に位置づけた労作。文庫化にあたり、玉井による「岩波現代文庫版に寄せて」を収録した。(解説=苅谷剛彦)(全二冊)

目次

Ⅰ 個人的体験
 1 母の交通事故
 2 死を待つ日々
 3 象徴的敵討ち
 4 手術と死
 5 損害補償

Ⅱ 時代の本質
 1 高度成長期
 2 自動車産業の発展
 3 自動車関連産業
 4 モータリゼーション
 5 交通事故
 6 大気汚染など

Ⅲ 交通評論家の誕生
 1 「交通犠牲者は救われていない」
 2 「ひかれ損の交通犠牲者」
 3 テレビによる交通キャンペーン
 4 ダンプ論争
 5 刑法二一一条改正キャンペーン
 6 「殺人機械」

Ⅳ 社会運動家への変身
 1 岡嶋信治の体験
 2 交通事故遺児を励ます会
 3 玉井と岡嶋の出会い
 4 世論の大きいうねり
 5 政治を動かす
 6 交通遺児育英会の創立

Ⅴ 資本の論理・民衆の論理
 1 資本の論理・民衆の論理
 2 学生募金の論理(一)
 3 学生募金の論理(二)
 4 交通遺児育英会の財政構造
 5 奨学金制度(一)
 6 奨学金制度(二)

Ⅵ 時代を撃つ
 1 二六項目の要望
 2 自損事故保険制度の創設
 3 ゆっくり歩こう運動
 4 宇沢弘文『自動車の社会的費用』
 5 調査とキャンペーン
 6 授業料減免制度の獲得
 7 雇用促進法の挫折

Ⅶ 若い運動家たち
 1 事務局の構成
 2 山本孝史
 3 山北洋二
 4 桜井芳雄
 5 藤村修
 6 吉川明
 7 林田吉司
 8 工藤長彦
 9 かれらはなぜ交通遺児育英会をえらんだのか

Ⅷ 「あしながおじさん」群像
 1 「あしながおじさん」制度の発明
 2 「あしながおじさん」たちの登場
 3 「あしながおじさん」になった動機
 4 日本人的ボランティア像

著者プロフィール

副田 義也  (ソエダ ヨシヤ)  (著/文

副田義也(そえだ よしや)
1934年-2021年.社会学者.東京大学大学院社会科学研究科修士課程修了.東京女子大学教授,筑波大学教授,金城学院大学教授,福祉社会学会初代会長,あしなが育英会副会長などを歴任.社会学にとどまらず,漫画評論,小説など多彩な執筆活動を展開した.博士(社会学)=東京大学.『内務省の社会史』(東京大学出版会),『死の社会学』『福祉社会学宣言』『福祉社会学の挑戦』(以上,岩波書店)のほか著書多数.東信堂より『副田義也社会学作品集』を刊行.

旧版ISBN
9784000220132

上記内容は本書刊行時のものです。