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岡本太郎の見た日本
発行:岩波書店
縦148mm
横105mm
厚さ21mm
重さ 286g
470ページ
定価
1,740円+税
- 初版年月日
- 2020年10月15日
- 書店発売日
- 2020年10月17日
- 登録日
- 2020年9月10日
- 最終更新日
- 2024年4月12日
書評掲載情報
2020-11-15 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
太郎はいま、身をやつした民族学者となって、旅に出る。縄文土器を発見し、東北、沖縄、そして韓国へ。かつてパリで民族学を学びバタイユらと親交を深めた太郎が、類まれな感性で見出した日本とは。その道行きを鮮やかに読み解き、思想家としての本質に迫る。Bunkamuraドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞作。
目次
はじめに 岡本太郎とはだれか
第一章 前史/パリのおもかげ
動物的な自画像の群れ
パリ体験をめぐる精神史
バタイユ、聖なるものと結社へ
モース、世界や人間の多様性へ
太郎はいま、日本にいる
第二章 身をやつした民族学者
第三の縄文の発見から
四次元との対話は可能か
はるかに、日本回帰からは遠く
たとえば旅する獣のように
第三章 獣の匂い、または東北的な
ナマハゲの面の蔭に――秋田の旅
東北、かぎりなく馬的な――岩手の旅
鹿と熊の祭り、そして縄文へ――岩手の旅(下)
口寄せするイタコたち――青森の旅(上)
夜は婆さんとひらかれて――青森の旅(下)
修験道という軽やかな闇――山形の旅
第四章 沖縄、ひとつの恋のように
現代日本をながめかえす鏡
悲劇と自由のはざまに
歌と踊り、消えてゆくものへ
御嶽、なにもない神の場所
東洋のはて・西洋の影
第五章 臍の緒として、韓国へ
中世の混沌とした息吹き
半島の民族芸術の底に
チャンスン、または風の柱を求めて
第六章 世界とはなにか
世界性と民族性のはざまに
パティキュラーな現実から
おわりに ふたつの対話から
補 章 頭部の専制を拒絶せよ、と太郎はいう
参考文献
あとがき
岩波現代文庫版あとがき
- 旧版ISBN
-
9784000223911
上記内容は本書刊行時のものです。