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お金儲けしない経済学 平賀 緑(著) - 岩波書店
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お金儲けしない経済学 (オカネモウケシナイケイザイガク) 食べものから考える〈共〉のしくみ (タベモノカラカンガエルコモンノシクミ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦172mm 横110mm 厚さ16mm
重さ 210g
240ページ
定価 990 円+税   1,089 円(税込)
ISBN
978-4-00-501011-0   COPY
ISBN 13
9784005010110   COPY
ISBN 10h
4-00-501011-3   COPY
ISBN 10
4005010113   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0233  
0:一般 2:新書 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年4月17日
書店発売日
登録日
2026年3月10日
最終更新日
2026年4月15日
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書評掲載情報

2026-06-13 日本経済新聞  朝刊
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紹介

経済学は何を忘れたまま「経済成長」を目指してきたのか。料理や家事、自然環境など「お金儲けしない」領域を見直してみたら、じつは私たちの生活も経済も支えている、人も自然も壊さない「経世済民」の考えや実践が存在していた。企業任せでも、政府任せでもない、私たちの〈共(コモン)〉の仕組みを考えよう。

目次

 はじめに

序章 ◆ お金儲けしない経済学とは?
 「非営利経済論」を考える
 いわゆる「非営利」とは
 縦割りな非営利法人制度への違和感
 市場や政府が失敗したから「非営利」?
 〈公〉〈私〉〈共〉を考える
 経済学が「忘れてきた」もの
 この本で考えたいこと

  コラム0 「食」は営利も非営利も人も自然もつなぐ

1章 ◆ 家事はなぜ無償なのか
 経済学者の食を世話していたのは
 「名前のない家事」と「昭和の亡霊」
 無視して使い倒してきた成れの果て
 経済生産を支えているのは賃金を稼ぐ男性か、その世話をする女性か

  コラム1 もう担いきれない現在の女性たち

2章 ◆ コモンズとしての食/食の再コモンズ化
 農の価値はコメの値段分だけか
 「商品」と「食べもの」の違い
 コモンズとは
 自然の商品化からコモンズを考える
 生活と生産の土台を削って経済成長を目指す
 誰が現代の〈共〉を担うのか?

  コラム2 「コミュニティなくしてコモンズなし」

3章 ◆ 宇沢弘文の社会的共通資本から食を考える
 「社会的共通資本」とは
 都市部オリジンの理論形成
 市場経済を支える「容器」としての環境
 「三里塚農社」構想が対象としていたもの
 「社会的共通資本としての食」を考える
 おわりに

  コラム3 都市を耕しコミュニティを育む

4章 ◆ 「お金」の仕組みを考え直す
 法定通貨「日本円」では不都合な理由
 お金について、神話と新しい「貨幣論」
 『エンデの遺言』と、かつての地域通貨ブーム
 改めて、IT時代のコミュニティ通貨を
 切ったつながりを取り戻す

  コラム4 忘れられた「必要」~食べものの「需要」とは

5章 ◆ 「取引」の仕組みを考え直す
 食と農の「オルタナティブな」取引の仕組み
 有機からアグロエコロジーの社会運動へ
 「交換様式D」での食と農の取引とは?
 より公的な食と農の仕組みを

  コラム5 「つながって食べる」使い捨て時代を考える会と縁故米運動

6章 ◆ 協同組合と社会的連帯経済
 古来から助け合ってきた先人の取り組み
 資本主義社会での協同組合
 「社会的連帯経済」とは

終章 ◆ 改めて、人も自然も壊さない経済とは

 あとがき

著者プロフィール

平賀 緑  (ヒラガ ミドリ)  (著)

平賀 緑(ひらが・みどり)
京都橘大学経済学部准教授.広島出身.1994年に国際基督教大学卒業後,香港中文大学へ留学.新聞社,金融機関,有機農業関連企業などに勤めながら,1997年からは手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」共同代表として,食・農・環境問題に取り組む市民活動を企画運営した.2011年に大学院へ移り,ロンドン市立大学修士(食料栄養政策),京都大学博士(経済学)を取得.食と資本主義の歴史,植物油を中心とした食の政治経済を研究している.国際社会学会農業食料社会学部会(ISA RC40)東アジア地域代表理事.AMネット,使い捨て時代を考える会,環境市民,西日本アグロエコロジー協会,ミュニシパリズム京都などの市民活動にも参加.著書に『食べものから学ぶ現代社会』(2024年),『食べものから学ぶ世界史』(2021年),『植物油の政治経済学』(2019年),『A Business History of Soy』(2024年)など.

上記内容は本書刊行時のものです。