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巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ 竹内 早希子(著/文) - 岩波書店
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巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ (キョダイオケヲタヤスナニホンノショクブンカヲミライヘツナグ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦172mm 横105mm 厚さ12mm
重さ 178g
220ページ
定価 860円+税
ISBN
978-4-00-500962-6   COPY
ISBN 13
9784005009626   COPY
ISBN 10h
4-00-500962-X   COPY
ISBN 10
400500962X   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0261  
0:一般 2:新書 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年1月20日
書店発売日
登録日
2022年12月10日
最終更新日
2024年1月24日
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書評掲載情報

2023-04-15 東京新聞/中日新聞  朝刊
2023-04-15 朝日新聞  朝刊
評者: 稲泉連(ノンフィクション作家)
2023-03-19 産經新聞  朝刊
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紹介

しょうゆ、みそ、酒など、日本の伝統調味料づくりに欠かせない巨大な木おけ。つくれる職人がいなくなる! 「しょうゆ屋が、おけつくったら、おもろいやん!」――立ち上がったのは小豆島のしょうゆ蔵。最後の職人に弟子入りし、次々に降りかかる困難を乗り越えて、おけづくりの輪を全国に広げた奇跡の奮闘記。

目次

 はじめに

第1章 大桶が壊れた日
 大桶がたたずむ蔵の世界
 むかしむかしから続く物語
 ロクロベエさんの子孫、ヤマロク醬油
 地獄のもろみまぜ
 大桶を直せる人も、つくれる人も、もうおらん?
 「木桶」の現状
 蔵人の宝物、微び生せい物ぶつと木桶
 幼なじみに相談
 「醬油屋から新桶の注文が入ったのは、戦後初やで」
 つきつけられた現実

 □ コラム じつはいろいろ、個性的な五種類の醬油(職人醬油 高橋万太郎)

第2章 木の声を聴け――絶滅危惧種、木桶
 島を出て気付いた、醬油の味の違い
 木桶仕込み醬油の本拠地、小豆島
 絶滅危惧種、木桶
 人々の生活に密着していた桶
 酒蔵が木桶を使わなくなった
 醬油蔵でも使われなくなっていく
 過去の遺物になってしまった木桶
 藤井製桶所はなぜ生き残ったのか
 「技術」と「技能」は違う!
 修業に来ても、みんなやめてしまう
 この技術を絶やしてもええんか?
 木桶をつくることと、木桶で仕込む意味
 おもろいか・おもろくないか
 幼なじみ、直人さんの決断

 □ コラム 木桶仕込み醬油って?(醬油ソムリエール 黒島慶子)

第3章 桶ハザマの戦い!――奮闘、桶職人に弟子入り
 わしのところ、もうやめるわ
 桶づくりの仕事がない!
 直人さんの戦い、始まる
 たが編みの自主練習
 康夫さんの座右の銘「ザ・ファースト」
 失敗できない側板削り
 たが編みに大苦戦!
 「桶屋になれる」
 本気の練習
 材料集めに大苦戦
 天国のじいちゃんからの贈り物
 とってもタイヘン、竹取物語

 □ コラム 木桶、古今東西(上芝雄史さんのお話)

第4章 木の国、日本――杉とともに歩んできた国
 代々、山を守ってきた一族
 神話の時代からある杉
 日本列島をおおう木々
 舟運、食文化の発展の裏に杉あり
 結桶参上!
 大桶が変えた日本の食文化
 木桶とトイレ、都市化の深い関係
 農村と都市を行き来した肥船
 さまざまな産業で活躍した木桶
 酒樽専用の船、樽廻船の活躍
 五〇〇年間、杉を守ってきた吉野の人々
 杉が桶の材料になるまで
 山に人が入ることの意味
 木への感謝と祈り

 □ コラム 木桶が来た道――シルクロードと海のシルクロード(石村眞一先生のお話)

第5章 木桶に託した未来への手紙
 道具の手入れは職人の基本
 やるしかない! 側板削り
 新桶の組み上げ開始
 次々に襲いかかる難問
 時間が足りない!
 たが入れに挑む
 新たな難関、底板づくり
 簡単じゃないから、おもろい
 最後の大立ち回り「胴突」
 未来へ託すもの
 昔の職人からのメッセージ

 □ コラム 木桶をつないだ細い糸――アメリカから来た台風娘
 □ コラム 夢は人間国宝(桶プロ棟梁 坂口直人さんの話)

第6章 風を吹かす桶屋
 木桶サミット
 蔵元同士が手をつなぐ
 うますぎる醬油ができてしまった!
 理屈だけではわからない、発酵の世界
 お祭りになった木桶づくりイベント
 選択肢は、やるかするか
 チーム福島、始動!
 めいっぱいはしゃぐ! 木桶サミット
 「みんなでやる」を大切にする
 木桶仕込み醬油を世界へ
 つながっていく木桶の輪
 地元の木で桶をつくる
 考え続ける
 遠きをはかる者

 おわりに
 参考資料

上記内容は本書刊行時のものです。