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作家たちの17歳 千葉 俊二(著/文) - 岩波書店
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作家たちの17歳 (サッカタチノジュウナナサイ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦172mm 横105mm 厚さ14mm
重さ 196g
226ページ
定価 880円+税
ISBN
978-4-00-500951-0   COPY
ISBN 13
9784005009510   COPY
ISBN 10h
4-00-500951-4   COPY
ISBN 10
4005009514   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0291  
0:一般 2:新書 91:日本文学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年4月20日
書店発売日
登録日
2022年3月10日
最終更新日
2022年4月16日
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書評掲載情報

2022-05-21 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

十七歳、誰もまだ「文豪」じゃなかった――太宰治は作家になろうと決意し、宮沢賢治は進路をめぐって父に反発、芥川龍之介は友達と雑誌を作り、谷崎潤一郎は苦学生だった。夏目漱石は下宿で受験勉強し、樋口一葉は父と兄を亡くして一家を背負うことになる。作家たちの十代とその決断を、当時の日記や創作とともに紹介。

目次

 はじめに――バタフライ・エフェクト

第一章 太宰治「作家になろう、と私はひそかに願望した」
 十六歳の日記
 暗号で書く
 優等生の中学時代
 「作家になろう」
 「正義と微笑」
 最初の創作――「最後の太閤」
 「地図」と自己意識/ふたつの衝撃――高等学校時代
 人生の死活問題

 コラム 近代日本の学校制度 その一

第二章 宮沢賢治「おれの恋は、いまあの百合の花なのだ」
 最初の人生の岐路
 岩手病院への入院
 将来への不安
 「Erste Liebe」(初恋)
 苦悩の日々と奇蹟
 「ガドルフの百合」
 アドレッセンス中葉の文学
 法華経との出会い
 まことのみんなの幸のために

第三章 芥川龍之介「己と一緒に大きな世界へ来るがいい」
 快活な中学時代
 中学時代の集大成――「義仲論」
 生い立ちと境遇
 養子入籍
 大川のほとり
 回覧雑誌時代
 生の孤独――「老狂人」
 散りゆく花――「死相」
 「死」との対話――「青年と死と」
 野性へのあこがれ

第四章 谷崎潤一郎「諸君は何のために学問を修めますか」
 華やかな秀才
 中学時代の通信簿
 春風から秋雨へ
 中学校進学への思い
 稲葉先生の薫陶
 竹馬の友
 聖人願望
 書生生活
 春の目覚め
 作家への決意
 文壇へのデビュー

 コラム 近代日本の学校制度 その二

第五章 樋口一葉「誠とわれは女成けるものを」
 十七歳の女戸主
 父ゆずりの向上心
 明治の女性と学歴
 萩の舎入門
 歌と小説
 婚約破棄
 筒井筒の恋
 小説家への道
 覚悟と天命
 奇蹟の十四ヶ月

第六章 夏目漱石「我々はポテンシャル、エナージーを養うんだ」
 慶応三年生まれの作家たち
 遅咲き作家の十七歳
 ポテンシャル、エナージー
 小さな一個の邪魔物
 遠回りの学歴
 落第
 文学への関心
 明治の青春と漢詩文
 作家への道

 おわりに
 参考文献

上記内容は本書刊行時のものです。