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食べものから学ぶ世界史 平賀 緑(著/文) - 岩波書店
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食べものから学ぶ世界史 (タベモノカラマナブセカイシ) 人も自然も壊さない経済とは? (ヒトモシゼンモコワサナイケイザイトハ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦172mm 横105mm 厚さ13mm
重さ 170g
196ページ
定価 820円+税
ISBN
978-4-00-500937-4   COPY
ISBN 13
9784005009374   COPY
ISBN 10h
4-00-500937-9   COPY
ISBN 10
4005009379   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0233  
0:一般 2:新書 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年7月20日
書店発売日
登録日
2021年6月10日
最終更新日
2024年3月23日
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書評掲載情報

2021-09-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 内山節(哲学者)
2021-08-14 日本経済新聞  朝刊
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紹介

砂糖や小麦粉など身近な食べものから「資本主義」を解き明かす! 産業革命、世界恐慌、戦争、そしてグローバリゼーションと「金融化」まで、食べものを「商品」に変えた経済の歴史を紹介。気候危機とパンデミックを生き延びる「経世済民」を考え直すために。

目次

はじめに

序章 ● 食べものから資本主義を学ぶとは
 食と農の現実
 食べるための働き方も変わった
 資本主義とは
 食べものから世界経済の成り立ちを学ぶ

1章 ● 農耕の始まりから近代世界システムの形成まで
 農耕の「神話」と穀物の役割
 大航海時代と重商主義
 資本主義と産業革命の始まり
 砂糖の世界史
 小麦粉も世界商品に
 英国中心の第1次フードレジーム

2章 ● 山積み小麦と失業者たち(世界恐慌から米国中心世界の成立まで)
 自由放任主義による競争と過剰生産
 作りすぎて「恐慌」に
 戦争特需と景気の過熱から世界恐慌へ
 大恐慌への新しい政策対応

3章 ● 食べ過ぎの「デブの帝国」へ(戦後~1970年代までの「資本主義の黄金時代」)
 大きな政府の下で「資本主義の黄金時代」
 農業・食料でも大量生産+大量消費
 「デブの帝国」:安くした穀物で糖分・油・肉・乳製品を
 米国中心の第2次フードレジーム

4章 ● 世界の半分が飢えるのはなぜ?(植民地支配~1970年代「南」の途上国では)
 「飢餓」:その現状
 「南」における食と資本主義の歴史
 「緑の革命」:工業的農業モデルを途上国に輸出
 まとめ

5章 ● 日本における食と資本主義の歴史(19世紀の開国~1970年代)
 近代前の「糧飯(かてめし)」
 開国と近代国家建設プロジェクト
 近代的な日本食品産業の誕生
 第一次世界大戦~第二次世界大戦(1914~1945年)
 戦後日本の食と経済
 日米政府と業界による消費増進キャンペーン
 小麦粉や油を多用する食品産業の発展
 まとめ

6章 ● 中国のブタとグローバリゼーション(1970年代~現在)
 1970年代初めのショック
 新自由主義とグローバリゼーション
 中国のブタが世界を動かす?
 日系総合商社のグローバル戦略
 日本政府も日系企業のグローバル展開を後押し
 第3次フードレジーム?

おわりに 気候危機とパンデミックの時代に経済の仕組みを考え直す
 お金では計れない「大切なモノ」を見直す

主な参考文献
あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。