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源氏物語を読む
- 初版年月日
- 2021年6月18日
- 書店発売日
- 2021年6月22日
- 登録日
- 2021年5月10日
- 最終更新日
- 2024年4月11日
紹介
千年を超えて読み継がれてきた『源氏物語』。その魅力の核心はどこにあるのだろうか。既存の物語を下敷きとしながら生み出された経緯に注目しつつ、長大な物語の隅々まで目を配り、一つ一つの巻を丁寧に「読む」ところから本質に迫る。何度も通読した愛好家にも、初めて挑戦する読者にも、新たなヒントが詰まった一冊。
目次
はじめに
Ⅰ 誕生から青春
一 両親の悲恋と美しき若君――桐壺(きりつぼ)巻
二 色好みの主人公――帚木(ははきぎ)・空蟬(うつせみ)・夕顔(ゆうがお)巻
三 憧れの人とゆかりの少女――若紫(わかむらさき)・末摘花(すえつむはな)巻
四 不義の子の誕生――紅葉賀(もみじのが)・花宴(はなのえん)巻
Ⅱ 試練と復帰
一 御代替わりの後――葵(あおい)・賢木(さかき)・花散里(はなちるさと)巻
二 不遇の時代――須磨(すま)・明石(あかし)巻
三 待つ者と離反する者――澪標(みおつくし)・蓬生(よもぎう)・関屋(せきや)巻
四 権勢基盤の確立――絵合(えあわせ)・松風(まつかぜ)・薄雲(うすぐも)・朝顔(あさがお)巻
Ⅲ 栄華の達成
一 幼馴染の恋――少女(おとめ)巻
二 新たなる女主人公――玉鬘(たまかずら)・初音(はつね)・胡蝶(こちょう)巻
三 翻弄される人々――蛍(ほたる)・常夏(とこなつ)・篝火(かがりび)巻
四 玉鬘との別れ――野分(のわき)・行幸(みゆき)・藤袴(ふじばかま)・真木柱(まきばしら)巻
五 六条院の栄華――梅枝(うめがえ)・藤裏葉(ふじのうらば)巻
Ⅳ 憂愁の晩年
一 若い妻の出現――若菜上(わかなのじょう)・若菜下(わかなのげ)巻
二 柏木の煩悶と死――柏木(かしわぎ)・横笛(よこぶえ)・鈴虫(すずむし)巻
三 まめ人の恋の悲喜劇――夕霧(ゆうぎり)巻
四 紫上の死と哀傷――御法(みのり)・幻(まぼろし)巻
Ⅴ 次世代の人々
一 光源氏没後の人々――匂兵部卿(におうひょうぶきょう)・紅梅(こうばい)・竹河(たけかわ)巻
二 八宮の姫君たち――橋姫(はしひめ)・椎本(しいがもと)・総角(あげまき)巻
三 中の君へ、そして浮舟へ――早蕨(さわらび)・宿木(やどりぎ)・東屋(あずまや)巻
四 薫と匂宮、揺れる浮舟――浮舟(うきふね)・蜻蛉(かげろう)巻
五 浮舟の出家――手習(てならい)・夢浮橋(ゆめのうきはし)巻
おわりに
参考文献
主要人物紹介
系 図
年 立
上記内容は本書刊行時のものです。