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マックス・ヴェーバー
主体的人間の悲喜劇
- 初版年月日
- 2020年5月20日
- 書店発売日
- 2020年5月22日
- 登録日
- 2020年4月10日
- 最終更新日
- 2020年5月19日
書評掲載情報
2020-12-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 石川健治(東京大学教授) |
2020-08-22 |
毎日新聞
朝刊 評者: 橋爪大三郎(社会学者) |
2020-07-25 |
朝日新聞
朝刊 評者: 宇野重規(東京大学教授・政治思想史) |
2020-06-14 |
読売新聞
朝刊 評者: 苅部直(東京大学教授、政治学者) |
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紹介
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』をはじめ、今も読み継がれる名著を数多く残した知の巨人マックス・ヴェーバー(一八六四―一九二〇)。その作品たちはどのようにして生み出されてきたのか。百花繚乱たるヴェーバー研究に新たな地平を拓く「伝記論的転回」をふまえた、決定版となる評伝がここに誕生!
目次
はじめに――「闘争」の政治学
第一章 主体的人間への成長 一八六四‐一八九二年
1 絶頂の西洋・勃興するドイツでの誕生
2 自由主義政治家の家庭での生活
3 プロテスタント世界での知的冒険
4 学校での精神的・身体的成長
5 プロイセン軍での鍛錬
第二章 社会ダーウィニズムへの傾倒 一八九二‐一九〇四年
1 法学博士号・教授資格の取得
2 ドイツ東部農業論からポーランド人労働者排除論へ
3 法学から経済学への重心移動
4 フライブルク講演『国民国家と経済政策』
5 ハイデルベルクでの変調と教職からの早期引退
第三章 ドイツ社会への苛立ち 一九〇四‐一九一四年
1 アメリカ旅行でのドイツ人意識の強化
2 禁欲的プロテスタンティズムの分析
3 人種論への更なる興味
4 「市民層の封建化」批判
5 「官僚制」批判
6 学問のあり方をめぐる論争
7 ロシア自由主義派への愛憎
8 西洋近代から見た普遍史の展望
9 「ハイデルベルクのミュトス」と相次ぐ紛争
第四章 ドイツの名誉のための闘い 一九一四‐一九二〇年
1 世界大戦とドイツ文化の自己保存
2 戦争遂行のための内政改革構想
3 ドイツの道義的糾弾への抗議
4 国民国家再建のための共和国制構想
5 ミュンヒェンでの一瞬の輝き
終 章 マックス・ヴェーバーとアドルフ・ヒトラー
おわりに ヴェーバー研究の伝記論的転回
主要文献一覧
図版出典一覧
マックス・ヴェーバー略年譜
上記内容は本書刊行時のものです。