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「勤労青年」の教養文化史 福間 良明(著/文) - 岩波書店
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「勤労青年」の教養文化史 (キンロウセイネンノキョウヨウブンカシ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
302ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-00-431832-3   COPY
ISBN 13
9784004318323   COPY
ISBN 10h
4-00-431832-7   COPY
ISBN 10
4004318327   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0236  
0:一般 2:新書 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年4月17日
書店発売日
登録日
2020年3月10日
最終更新日
2024年4月12日
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書評掲載情報

2022-06-19 読売新聞  朝刊
評者: 福間良明(立命館大学教授)
2020-07-04 朝日新聞  朝刊
評者: 生井英考(立教大学アメリカ研究所所員)
2020-06-20 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 佐藤卓己(京都大学教授)
2020-06-06 日本経済新聞  朝刊
評者: 大澤聡(メディア史研究者)
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紹介

かつて多くの若者たちが「知的なもの」への憧れを抱いた。大学はおろか高校にも進めなかった勤労青年たちが「読書や勉学を通じて真実を模索し、人格を磨かなければならない」と考えていた。そんな価値観が、なぜ広く共有されえたのか。いつ、なぜ消失したのか。地域差やメディアも視野に入れ、複雑な力学を解明する。

目次

プロローグ 「格差と教養」の時代

第1章 敗戦と農村の教養共同体――青年団と読書の希求
 1 敗戦と青年団
 2 農村教養文化の困難
 3 農村社会の閉塞と人口流出

第2章 上京と「知的なもの」への憧憬――集団就職と定時制
 1 上京への憧れと幻滅
 2 「進学の代替」としての大企業
 3 定時制が生み出す「冷却」

第3章 人生雑誌の成立と変容――転覆戦略のメディア
 1 大衆教養メディアと転覆戦略
 2 教養雑誌の衰退と見えなくなる格差
 3 断片化する教養

エピローグ 格差と教養の乖離

あとがき
参考文献
図表出典一覧

著者プロフィール

福間 良明  (フクマ ヨシアキ)  (著/文

福間良明(ふくま よしあき)
1969年、熊本市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。出版社勤務、香川大学准教授を経て、
現在―立命館大学産業社会学部教授
専攻―歴史社会学・メディア史
著書―『「反戦」のメディア史――戦後日本における世論と輿論の拮抗』(世界思想社、2006年、内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞)、『「戦争体験」の戦後史――世代・教養・イデオロギー』(中公新書、2009年)『「戦跡」の戦後史――せめぎあう遺構とモニュメント』(岩波現代全書、2015年)『「働く青年」と教養の戦後史――「人生雑誌」と読者のゆくえ』(筑摩選書、2017 年、サントリー学芸賞受賞) ほか

上記内容は本書刊行時のものです。