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ヴァルター・ベンヤミン 柿木 伸之(著/文) - 岩波書店
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岩波新書

ヴァルター・ベンヤミン 闇を歩く批評

発行:岩波書店
新書判
270ページ
定価 860円+税
ISBN
9784004317975
Cコード
C0210
一般 新書 哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年8月17日
最終更新日
2019年9月12日
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書評掲載情報

2019-11-02 朝日新聞  朝刊

紹介

戦争とファシズムの時代に生きた思想家ヴァルター・ベンヤミン(1892―1940)。蹉跌の生涯のなかで彼が繰り広げた批評は、言語、芸術、歴史を根底から捉え直しながら、時代の闇のただなかに、何者にも支配されない生の余地を切り開こうとした。瓦礫を掻き分け、捨て去られたものを拾い続けた彼の思考を今読み解く。

目次

プロローグ――批評とその分身
 第一節 せむしの小人とともに
 第二節 天使という分身


第一章 青 春の形而上学――ベルリンの幼年時代と青年運動期の思想形成
 第一節 世紀転換期のベルリンでの幼年時代
 第二節 独自の思想の胎動
 第三節 「青春の形而上学」が開く思考の原風景
 第四節 友人の死を心に刻んで
 インテルメッツォⅠ クレーとベンヤミン


第二章 翻訳としての言語――ベンヤミンの言語哲学
 第一節 言語は手段ではない
 第二節 言語とは名である――「言語一般および人間の言語について」
 第三節 翻訳としての言語
 第四節 方法としての翻訳――「翻訳者の課題」


第三章 批評の理論とその展開――ロマン主義論からバロック悲劇論へ
 第一節 芸 術批評の理念へ――『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』
 第二節 神話的暴力の批判――「暴力批判論」
 第三節 文芸批評の原像――「ゲーテの『親和力』」
 第四節 バロック悲劇という根源――『ドイツ悲劇の根源』


第四章 芸術の転換――ベンヤミンの美学
 第一節 人 間の解体と人類の生成――『一方通行』と「シュルレアリスム」
 第二節 アレゴリーの美学――バロック悲劇からボードレールへ
 第三節 知覚の変化と芸術の転換――「技術的複製可能性の時代の芸術作品」
 第四節 中断の美学――ブレヒトとの交友
 インテルメッツォⅡ アーレントとベンヤミン


第五章 歴史の反転――ベンヤミンの歴史哲学
 第一節 近代の根源へ――『パサージュ論』の構想
 第二節 経験の破産から――「フランツ・カフカ」と「物語作家」
 第三節 想起と覚醒――『パサージュ論』の方法
 第四節 破壊と救出――「歴史の概念について」


エピローグ――瓦礫を縫う道へ
 第一節 ベンヤミンの死
 第二節 瓦礫を縫う道を切り開く批評
 第三節 哲学としての批評


ヴァルター・ベンヤミン略年譜
主要参考文献一覧
あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。