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リハビリ 生きる力を引き出す 長谷川 幹(著/文) - 岩波書店
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リハビリ 生きる力を引き出す (リハビリ イキルチカラヲヒキダス)

新書
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発行:岩波書店
新書判
222ページ
定価 820円+税
ISBN
978-4-00-431787-6   COPY
ISBN 13
9784004317876   COPY
ISBN 10h
4-00-431787-8   COPY
ISBN 10
4004317878   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0247  
0:一般 2:新書 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年6月13日
最終更新日
2019年7月9日
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紹介

脳出血や脳梗塞、大腿骨骨折、パーキンソン病等人生の途中で病気やケガをした人たちが出合うのがリハビリ。本人が自分のもっている力を自ら引き出し、歩く、話す、働くことを再びできるように――40年近く、地域でのリハビリを理学・作業療法士、言語聴覚士等とともに実践してきた著者が、多くの事例とともに、その可能性を語る。

目次

はじめに


1章 リハビリテーションとは何か
 語源を探ると/国際社会の変化/国際障害分類から国際生活機能分類へ/障害のある人が参加する/私の考えるリハビリテーション


2章 どのような病気,けがの人がリハビリをするのか

 1 脳損傷
 (1)脳梗塞
  脳の血流量と脳梗塞/脳血栓/脳塞栓
 (2)脳出血
 (3)くも膜下出血
 (4)脳外傷
  事例 一〇代で脳外傷
 (5)低酸素脳症
 (6)要素的機能障害
  運動まひ/感覚まひ/運動失調/構音・嚥下障害

 2 骨関節疾患
 (1)骨 折
  大腿骨頸部骨折/退院後の在宅での治療/胸・腰椎圧迫骨折/腕の骨折
  事例 九九歳で上腕骨骨折
 (2)脊髄損傷

 3 神経難病
 (1)パーキンソン病
  事例 五一歳でパーキンソン病
 (2)脊髄小脳変性症

 4 生活不活発病(廃用症候群)

 5 理学療法士,作業療法士,言語聴覚士のかかわり
  理学療法士/作業療法士/言語聴覚士/医療保険と介護保険


3章 高次脳機能障害とは何か

 1 大脳とは
  大脳の分類/要素的機能/高次脳機能/ルリヤの分類/視覚の情報

 2 高次脳機能障害の主な症状
 (1)注意障害
  選択機能/維持機能/制御機能
 (2)前頭前野の症状 1――社会的行動障害
  自発性低下/易怒性事例 脳外傷をおった,ある若者と母親の軌跡
 (3)前頭前野の症状 2――作業記憶障害
  短期記憶/ワーキングメモリー(作業記憶)/長期記憶/本人は何を考えているのか/記憶障害が重度の場合/記憶障害を自覚してくる場合
  事例 四〇代で脳外傷
 (4)前頭前野の症状 3――遂行機能障害
  診断のむずかしさ/どのようにリハビリをしたらいいのか
 (5)左半球症状 1――失語症
  失語症とは/失語症の分類/ブローカ失語/ウェルニッケ失語/全失語/失語症の人へのリハビリ/周囲の人々(家族)は/家族の会
  事例 七〇代,プロのカメラマンが脳梗塞に
 (6)左半球症状 2――失行症
  意図はわかるが/自然にはできる
 (7)右半球症状 1――左半側空間無視
  左半側空間無視とは/左側がわからない
  事例 四〇代で脳出血
 (8)右半球症状 2――左半側身体失認
  左半側身体失認とは
 3 高次脳機能障害の特徴
  高次脳機能障害かどうかの見きわめ/脳の可塑性


4章 人生のなかばで障害をおった人の心理

 1 ある日突然
  中途障害のある人の心理/心の葛藤
 2 医療・保健・福祉関係者は何ができるのか
  きっかけづくり/医療機関と地域との相違
 3 訪問から始まるリハビリ
  初めての訪問/本人の気持ち/願望的な目標と現実的な目標/本人,家族中心とは/家族をどう考えるか/訪問理学・作業療法の修了を考える/通所施設/旅行に行けないと思っていた/旅行の意義


5章 リハビリテーションで「快復」した人々の日々
  事例1 四〇代なかばに脳出血
  事例2 六〇歳直前に脳出血
  事例3 八〇歳直前に脳梗塞
  事例4 一〇代のときに重度の脳外傷


6章 高齢社会でのリハビリテーション
 1 高齢者が気をつけるべきこと
  筋力/骨粗鬆症
  事例 亡くなる直前まで自力でトイレに行った九〇代女性
 2 医療・福祉関係者の連携から協働へ
  「チーム三茶」/コーチング/在宅版クリニカルパス
 3 高齢者,障害のある人が支え手に
  障害のある人が支援者になる/日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会/「主体性」とは,を考える/医療者や福祉関係者のかかわり


主要参考文献
あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。